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SUPER GT

辰巳コラム

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2015.09.21 - SUPER GT第6戦 菅生ラウンド

最大の課題は『予選の速さ』

色々とあった第6戦でしたが、ひと言でまとめると、やはり課題は予選ですね。予選がうまくまとめられなかったこと、これに尽きます。新しいタイヤとクルマのバランスを取り切れなかったことが、予選で前に出ることができなかった主因ですね。アンダーステアが出てしまって最終コーナーを全開で行き切れなかった。ここでもう決まってしまったと言っても過言ではありません。前戦鈴鹿の結果を鑑みて、タイヤをもっと頑張ろうという話になり、新しいタイヤを投入しました。テストはできていませんが、目標は勝つことです。これまでのタイヤでは、予選トップは獲れない。ならば新タイヤに賭けようということですね。そこは私の責任で、新タイヤに賭けるという決断をしました。それでポールポジションが獲れなかったということは、総監督である私の責任ということです。
コーナリング性能に磨きをかける

これはSUGOに限った話ではありませんが、今のGT300クラスのライバルたちは簡単に抜くことはできません。だからこそ予選ポジションは重要ですし、混戦のなかで無用なトラブルに遭遇しないためにも、最初から前にいることは大きな意味を持つのです。今回のレースではいいタイミングでピットインをすることができましたが、ピットレーンで足止めされてしまうというトラブルがありました。あのようなトラブルも、仮にトップを独走していれば避けられたかもしれない。そういう意味では予選に賭けていたのですが、残念ながらうまくいきませんでした。
レース自体はドライバーもチームもよく頑張ったと思います。ミスがないわけではありませんでしたが、直接それが順位に響くようなものではありませんでしたし、ドライバーも前のマシンを抜いて5位まで上がってきてくれました。今のSUPER GTで前のクルマを抜くというのはなかなか難しいことですが、前戦の鈴鹿でも、今回のSUGOでも、SUBARU BRZ GT300はそれができるクルマだということを証明しました。それだけに(今回のレースは)もったいないなと思います。
SUBARU BRZ GT300はコーナリングに優れたマシンですから、SUGOでは最終コーナーを全開で立ち上がることができるか否かが勝負なんです。ライバルはパワーはありますが、最終コーナーを全開でクリアすることはできない。そこにチャンスが生まれます。それを活かして10号車(GAINER TANAX GT-R)を抜き、5位に上がることができました。大排気量車にパワーで劣る部分は、コーナリングスピードで補えるよう、さらに磨きをかけていきます。そうすることで活路が開けると思っています。
公式テストは大きなチャンス

次戦のオートポリスは、SUBARU BRZ GT300にとっては得意なサーキットです。マシンも進化していますが、まずはタイヤを仕上げていきたいですね。9月25日(金)・26日(土)にツインリンクもてぎで行われるSUPER GT公式テストは、我々にとって大きなチャンスとなります。スポーツランドSUGOでの反省を活かした方向でタイヤの開発を進めていくことができれば、もうワンランク、あるいはツーランク、レベルを上げられると思っています。我々とダンロップタイヤはまだ1年目のタッグですから、もっともっと頑張っていかなければならないと思っています。このテストを通じて、残り2戦でポールポジションを獲れるようなクルマに仕上げていかなければなりません。

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