RALLY

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RACE REPORT

2016.05.22 - 2016年全日本ラリー選手権第3戦 若狭ラリー2016 デイ2
勝田が圧倒的な速さで3連勝、鎌田は4位でフィニッシュ
5月22日(日)、全日本ラリー選手権第3戦『若狭ラリー Supported by Sammy』において、SUBARU WRX STIの勝田範彦/石田裕一が開幕戦、第2戦に続く3連勝を達成、シーズン中盤に向けて最高のかたちで臨むことになります。鎌田卓麻/市野諮はラリー最終日に速さを見せ、4位でフィニッシュしました。
ラリー最終日はSS9〜14の計6SSが行われました。すでに初日の段階でライバルに対し20秒以上の差をつけていた勝田は、リスクを避けた堅実な走りを披露し、首位を守り切って優勝を達成しました。さらにこの日、光る走りを見せたのは4番手からの追い上げを期す鎌田です。6SSのうち4SSでベストタイムを獲得する快走で、総合順位こそ上げることは叶わなかったものの、デイ2のトップタイムを奪い、貴重なデイポイントを獲得しました。前日コースアウトを喫した新井敏弘/田中直哉もデイポイントの獲得を狙ってラリーに復帰しましたが、デイ2のトータルタイムで5位に終わっています。
勝田は、「すごく難しいステージでしたが、タイヤとチームの作戦が良かったですね。1日目でリードを築くことができたことが勝利につながったのだと思います。これで3連勝ですが、シーズンはこれからが勝負だと思いますので、兜の緒を締めて次戦以降も頑張っていきたいと思います」と、次のラリーに向けても気を緩めずに取り組む姿勢を語りました。また、好走を見せた鎌田は、「今日はクルマの進化も分かりましたし、デイポイントも獲得でき、満足のいく走りでした。キャラクターの違うSSすべてでベストタイムを獲れたことは、今後に向けて、いい基本ができたと思います。次戦のグラベルに関しては、ダートトライアルでもSUBARU WRX STIを走らせている利点を発揮できるかなと思っています」と、笑顔でラリーを振り返りました。

また、今回のラリーではSUBARU BRZも大活躍。JN4クラスでは横嶋良/木村裕介が全日本初優勝、JN2クラスでは開幕戦優勝の小濱勇希/馬場雄一が、このラリーでも優勝を飾りました。
ディーラーメカニックコメント「スキルアップの重要性が身に沁みて勉強になります」

担当車両:ラックSTI 名古屋スバル DL WRX
伊藤 正俊(いとう まさとし) 29歳
名古屋スバル自動車株式会社 吹上店 サービス課
サービス歴9年目

「入社したきっかけはモータースポーツが好きだったから」、という伊藤。メカニック派遣には毎年応募しているとのことで、今回が4度目の参加となります。「初めての参加は4年前の新城ラリーでした。もちろん最初は時間がなかったり大変でしたが、4年目になってようやく、だいたいの流れが分かってきたかなと思います。ラリーのサービスで大切なのは、クルマの状態を見て、その時その時の優先順位を判断し、いかに的確に行動できるかですね。基本が大事なので、そこができていれば落ち着いて整備できると思います」というコメントにも4年目の余裕が垣間見えます。

「ラリーのサービスではリフトもありませんが、その状態でギヤボックスを交換したりします。少ない工具で的確な作業ができるようになり、考え方だけでなく、技術的にも勉強になりました」

整備を担当した勝田車は見事に優勝。「ラリーが終わってホッとしました。無事に終えられて、メカニックとしてはドライバーに安心して走ってもらえたことが非常に良かったと思います。実は4度目の参加ですべて優勝しているんです(笑)。ドライバーの求めるとおりにクルマを仕上げていくのがメカニックの役割です。それは日頃の業務でも同じ。お客様の求めていることをクルマに反映させていくためにも、スキルアップは大切だと思っています。ラリーだとそれが身に沁みて勉強になりますし、それが通常の業務にも活かされますね。この経験を後輩たちに伝えていきたいです」
次戦は6月10日(金)〜12日(日)に開催される第4戦「がんばろう!福島MSCCラリー2016」(福島県棚倉町)です。今シーズン初のグラベル(未舗装路)ラリーとなり、非常にラフな路面はマシンの耐久性が試されます。2015年大会はSUBARU WRX STIが表彰台を独占し、強さを見せたラリーでもあります。その再現なるか、SUBARU勢の活躍にご期待ください。
2016.05.21 - 2016年全日本ラリー選手権第3戦 若狭ラリー2016 デイ1
SUBARU WRX STIの勝田が首位快走
2016年全日本ラリー選手権第3戦『若狭ラリー Supported by Sammy』は、5月21日(土)のデイ1、SS8までを終え、SUBARU WRX STIの勝田範彦/石田裕一が総合首位に立っています。鎌田卓麻/市野諮は4番手につけており、デイ2でさらに上位を目指します。新井敏弘/田中直哉はSS2を走行中にコースアウトを喫し、上位争いから脱落を余儀なくされてしまいました。
3連続ベストタイムでペースをつかんだ勝田

デイ1はSS1〜8、スペシャルステージの総走行距離は53.20kmという設定です。午前8時、選手たちはうみんぴあ大飯のサービスパークに設けられたスタートゲートから次々とSSに向かっていきました。ラリーは好天に恵まれ、路面コンディションはドライ。SSはすべてターマック(舗装路)ですが、場所によっては路面にダストが乗ったり水が出ていたりと、ひと筋縄ではいかない難しいコース設定となっています。

これまで開幕戦から2連勝と波に乗る勝田は、SS1からベストタイムをマークします。新井も2番手タイムで続き、SUBARU WRX STIが上位を占めるかたちでラリーはスタートしました。ところが続くSS2で新井はコースアウト。初日の競技を続けることはできず、優勝戦線からは早々に遠ざかることとなってしまいました。そのSS2とSS3も勝田が制し、総合2番手のライバルに17.4秒という大きな差を築くことに成功。その後もじわじわと後続との差を広げ、この日最後のSS8までを終えて、総合2番手に20.9秒の差をつけています。SS2で総合4番手に浮上した鎌田は、SS4を終えた段階で総合3番手のドライバーに0.4秒まで迫りますが逆転には至らず、4番手から上位の座を狙います。

また、JN4クラスではSUBARU BRZで出場している横嶋良/木村裕介がトップ、JN2クラスもSUBARU BRZの小濱勇希/馬場雄一が首位に立っています。
優勝へ視界良好の勝田。鎌田は表彰台獲得なるか

開幕戦、第2戦に続く3勝目に向けて好調なペースを維持する勝田は、「難しいステージが多いのですが、危険な部分はペースを落として、リスクを避けて走っています。今回、新たなサスペンションセッティングに変更してきましたが、それがピタリと合っていますね。ロングステージで離すこともできたので良かったと思います。この調子で最終日も走り切れるように頑張ります」と、意気込みを語っています。 表彰台圏内を目前としている鎌田は、「午前中は少しトラブルがありましたが、その後は良いペースで走ることができているので、明日はさらに上位を狙いたいですね。前回リタイアをしてしまっているのでマキシマムアタックではありませんが、まずまずのタイムを出せているので手応えはあります」と、最終日に向けてコメントしています。

競技最終日となる5月22日(日)は、SS9〜14の計6SS。SS走行距離は26kmと比較的短いものの、さらなる奮闘を見せるSUBARU勢の戦いぶりにご期待ください。
2016.05.16 - 2016年全日本ラリー選手権第3戦 若狭ラリー2016 プレビュー
ターマック3連戦、最後の1戦を制するのは?
全日本ラリー選手権第3戦となる若狭ラリー2016 Supported by Sammyは、5月20日(金)〜5月22日(日)という日程で開催されます。舞台となるのは若狭湾に面した福井県大飯郡おおい町。複合レジャー施設のうみんぴあ大飯に、ラリーの拠点となるサービスパークやヘッドクオーターのほか、ブース出展エリアや観戦用ギャラリーステージが集約され、一日中ラリーを楽しむことが可能となっています。
全日本選手権としては2度目の開催となり、スペシャルステージ(SS)はすべてターマック(舗装路)です。2日間で全14SS、SS総走行距離は79.30kmとなり、うみんぴあ大飯に併設された観戦用ギャラリーステージ以外は内陸の山間部に設定されます。昨年、SSとして使用した2車線の有料観光道路「レインボーライン」は今年使用せず、道幅が狭く、切り返すコーナーが連続するテクニカルな林道ステージが主体となります。さらに今年は、2000年代に別の全日本ラリーで使われていた林道ステージが久々に復活します。過去には、優勝候補の選手がこの林道SSでリタイアするなど、これまでに数々の激戦が繰り広げられてきました。タイヤ選択とセッティングの成否、ドライバーとコ・ドライバーのコンビネーションが結果に大きく影響する可能性が高いと言えるでしょう。
波に乗る勝田を、新井と鎌田が止められるか

昨年の大会ではSUBARU WRX STIの勝田範彦/足立さやかが勝利を飾っています。目下2連勝中、昨年の最終戦からは3連勝中と勢いに乗る勝田範彦/石田裕一にとっては、第1戦、第2戦に続く優勝を収め、チャンピオン獲得に向けて万全の足場を築きたいところです。今シーズンはここまで苦戦を強いられている新井敏弘/田中直哉(SUBARU WRX STI)、第1戦で2位を獲得している鎌田卓麻/市野諮(SUBARU WRX STI)らが巻き返しを図るかも見どころのひとつと言えるでしょう。第4戦からは、新井や鎌田らが得意とするグラベルラリーが続くだけに、シリーズ前半のターマック3連戦を締めくくるこのラリーでどう戦うか注目です。さらに、今シーズン初参戦となる炭山裕矢や新井大輝も、SUBARU WRX STIで上位に名を連ねることが期待されます。また、SUBARU BRZもJN4クラスに1台、JN2クラスに2台がエントリーしています。
セレモニアルスタートは21日(土)の午前8時から開催される予定です。また、観戦用ギャラリーステージは、うみんぴあ大飯に隣接したSSS成海のみとなっています。ラリーパークへの入場およびSSS成海の観戦は無料ですが、駐車券は有料となりますのでご注意下さい。また、サービスパーク内は安全確保のため入場禁止とされ、パドック見学用のクレデンシャルを当日有料で発行予定(高校生以下無料、ただし保護者同伴に限る)とのことです。イベントや駐車場など、最新情報については主催者の公式ウェブサイトでご確認ください。

若狭ラリー2016 Supported by Sammy
http://wakasarally.com/

RACE RESULT

2016.05.23 -
若狭ラリー2016 Supported by Sammy
総合順位 クラス順位 No. ドライバー コ・ドライバー 車両名 クラス DAY1 DAY2 総合
1 1 1 勝田 範彦 石田 裕一 ラックSTI 名古屋スバル DL WRX JN-6 43:07.4 20:57.7 1:04:05.1
2 2 2 奴田原 文雄 佐藤 忠宜 ADVAN-PIAAランサー JN-6 43:28.3 21:00.9 1:04:29.2
3 3 3 福永 修 竹原 静香 オサムF プラム DLランサー JN-6 43:38.2 20:55.7 1:04:33.9
4 4 8 鎌田 卓麻 市野 諮 SYMS TEIN DL WRX STI JN-6 43:50.5 20:44.6 1:04:35.1
5 5 5 炭山 裕矢 保井 隆宏 ADVAN CUSCO WRXーSTI JN-6 44:38.8 21:28.1 1:06:06.9
7 6 9 村瀬 太 宮部 弘陽 IAテクニカBRIGエナペガルフランサー JN-6 45:49.8 22:06.8 1:07:56.6
8 7 10 筒井 克彦 藤田めぐみ Team221 DL インプレッサ JN-6 46:11.1 22:03.3 1:08:14.4
12 8 11 生田 輝明 古川 智崇 NET☆DLDXLガルフMWインプレッサ JN-6 46:37.9 22:11.7 1:08:49.6
R 4 新井 敏弘 田中 直哉 富士スバルアライモータースポーツWRX JN-6 - 21:15.9 -
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