2016.05.22 - 2016年全日本ラリー選手権第3戦 若狭ラリー2016 デイ2
勝田が圧倒的な速さで3連勝、鎌田は4位でフィニッシュ
5月22日(日)、全日本ラリー選手権第3戦『若狭ラリー Supported by Sammy』において、SUBARU WRX STIの勝田範彦/石田裕一が開幕戦、第2戦に続く3連勝を達成、シーズン中盤に向けて最高のかたちで臨むことになります。鎌田卓麻/市野諮はラリー最終日に速さを見せ、4位でフィニッシュしました。


また、今回のラリーではSUBARU BRZも大活躍。JN4クラスでは横嶋良/木村裕介が全日本初優勝、JN2クラスでは開幕戦優勝の小濱勇希/馬場雄一が、このラリーでも優勝を飾りました。

担当車両:ラックSTI 名古屋スバル DL WRX
伊藤 正俊(いとう まさとし) 29歳
名古屋スバル自動車株式会社 吹上店 サービス課
サービス歴9年目
「入社したきっかけはモータースポーツが好きだったから」、という伊藤。メカニック派遣には毎年応募しているとのことで、今回が4度目の参加となります。「初めての参加は4年前の新城ラリーでした。もちろん最初は時間がなかったり大変でしたが、4年目になってようやく、だいたいの流れが分かってきたかなと思います。ラリーのサービスで大切なのは、クルマの状態を見て、その時その時の優先順位を判断し、いかに的確に行動できるかですね。基本が大事なので、そこができていれば落ち着いて整備できると思います」というコメントにも4年目の余裕が垣間見えます。
「ラリーのサービスではリフトもありませんが、その状態でギヤボックスを交換したりします。少ない工具で的確な作業ができるようになり、考え方だけでなく、技術的にも勉強になりました」
整備を担当した勝田車は見事に優勝。「ラリーが終わってホッとしました。無事に終えられて、メカニックとしてはドライバーに安心して走ってもらえたことが非常に良かったと思います。実は4度目の参加ですべて優勝しているんです(笑)。ドライバーの求めるとおりにクルマを仕上げていくのがメカニックの役割です。それは日頃の業務でも同じ。お客様の求めていることをクルマに反映させていくためにも、スキルアップは大切だと思っています。ラリーだとそれが身に沁みて勉強になりますし、それが通常の業務にも活かされますね。この経験を後輩たちに伝えていきたいです」