2018.04.30 - TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race第2大会 スポーツランドSUGO(第2戦)・決勝
井口卓人が2戦連続の7位入賞・池島実紅は惜しくも11位に


東北を代表するサーキットであるスポーツランドSUGOは、タイトコーナーから高速コーナーまで、さまざまなコーナーが並んだ個性的なコースです。しかも高低差が大きく、メインストレートも前半が登り、後半が下りという特徴を持っています。またバンク角(コーナーでの路面の傾き)も大きく、それだけにドライバーによって好みが分かれ、また走り込んだ地元ドライバーの優位性もあります。
エントリー台数はクラブマンシリーズ55台、プロフェッショナルシリーズ30台の、計85台でした。そのうちSUBARU BRZ勢はクラブマンシリーズ9台、プロフェッショナルシリーズ2台の、計11台でした。
クラブマンシリーズは2組に分かれて予選が行われました。予選1組では#14鈴木祐子が19位、#373小日山典明が21位、#61穂積昭則が27位。予選2組は#89池島実紅が6位、#315舩井俊仁が17位、#64高橋正恭が18位、#209五賀貴男が20位、#402酒井強志が24位、#278高部一竹が26位となりました。1組の22位まで、2組の23位までが決勝Aレースに、それ以下が決勝Bレースへ。

今回のレースには、東北地方のスバルディーラーから、サービススタッフがCG ROBOT RACING TEAMでレースメカニックを体験しました。宮城スバル自動車長命ケ丘店の佐藤桂太さん、岩手スバル自動車盛岡都南店の武田倖平さん、福島スバル自動車いわき店の田中良さん、青森スバル自動車青森原別店の工藤靖英さん、山形スバル鶴岡店の齋藤拓さん、以上5名のメンバーです。
クラブマンシリーズ決勝Bレースは8台で争われ、最後尾からスタートした穂積昭則が3位表彰台を獲得。酒井強志が4位、高部一竹が6位となりました。

#89池島実紅のコメント
「前半では9位に上がることができたんですけど、ペースも上がっていて、前のクルマに追いつくことができていたんです。でも後半はタイヤが厳しくなってしまって、コースの中に留まることで精一杯になってしまいました。戦えるような状況になったので、次のレースに期待してください」
その他は、舩井俊仁は25位、高橋正恭は27位、五賀貴男が30位、小日山典明が36位、そして鈴木祐子が38位でチェッカーフラッグを受けました。2014年からGR 86/BRZ Raceに参戦してきた鈴木祐子にとっては、記念すべき初の決勝Aレース進出となりました。

「いつもは決勝Bレースで、いつもは自分のレースが終わった後で見ていた決勝Aレースに、今回初めて参戦することができました。勉強しようと思って追いかけたんですが、最終コーナーでちょっとヤッてしまいました(笑) でもいつも出場しているドライバーの皆さんと一緒に走ることができて、楽しかったです。また決勝Aレースに出場できるように、ガンバリます」
プロフェッショナルシリーズ決勝レースは、オーバーテイクの難しいスポーツランドSUGOのコース特性もあり、ズラリと1列に、しかしピッタリと並んだまま、レースが進んでいきました。前を走るドライバーのミスを待つが、しかしプロドライバーたちがそんな簡単にミスをするわけもない。5番グリッドからスタートした井口卓人は、そのまま5位で周回していましたが、5周目に6位にポジションを落し、そしてファイナルラップで他車がメカニカルトラブルで急にペースダウンし、それを避けるために大きな混乱が発生し、井口卓人は7位でレースを終えました。

#88井口卓人のコメント
「かなりクルマは調子が良くてマシンのペースも良かったんですけど、オーバーテイクの難しいSUGOなので、前に出るのは難しかったですね。前が詰まっていて、なかなか動くことができませんでした。そういう中でもクリーンでいいレースができていたんですが、最終ラップでぶつけられたりして、グチャグチャになってしまったんですけど、それがちょっと残念でしたね」
次戦、TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 第3戦は、4月27日(日)、大分県のオートポリスで開催されます。