86/BRZ

REPORT

  • Rd1
  • Rd2
  • Rd3
  • Rd4
  • Rd5
  • Rd6
  • Rd7
  • Rd8
  • Rd9

RACE REPORT

2018.08.20 - TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 第6大会 十勝スピードウェイ(第6・7戦)・決勝
開幕戦以来のダブル入賞、井口卓人が3位表彰台を獲得
シリーズ後半戦に突入したTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race。その戦いの場は、観光客も多く、夏休みで賑わう北海道の十勝スピードウェイへ。レースが開催された8月19日(日)には、86/BRZのファンイベントも開催され、サーキットにも多くの家族連れが集まり、86/BRZレースにも大きな注目が集まっていました。
例年ユニークなレース構成となる北海道ラウンド。今回は第6戦と第7戦のダブルヘッダーで、しかもレースは日曜日だけのワンデーレース。つまり朝に予選、午前中に第6戦、午後に第7戦という、ドライバーとチームにとっては慌ただしいスケジュールです。ただし、サーキットへの来場者は2レースを楽しむことができたことでしょう。

  昨年は2レースで使用可能タイヤが6本という変則的な形でしたが、今年は順当に2レースで8本となりました。

  予選は1回だけで、そのベストタイムが第6戦、セカンドベストが第7戦の予選順位となります。そこで重要になるのはタイヤの使い方で、とくにプロフェッショナルシリーズで使用されているタイヤは、予選アタックの1回目はタイムが出るものの、2回目は大きくタイムがダウンしてしまいます。タイヤを交換しつつ、2度のタイムアタックをキッチリと決めることが求められるのです。
エントリー台数は、クラブマンシリーズが28台、プロフェッショナルシリーズが24台、計52台です。そのうち、SUBARU BRZはプロフェッショナルシリーズに参戦している、CG ROBOT RACING TEAMの2台が北海道に上陸。#87久保凜太郎と#88井口卓人が十勝でのレースを戦いました。

レース前の練習走行では、井口卓人がトップに肉薄するタイムを連発。十勝ではこれまでも好成績を残してきたこともあり、ここまで波に乗れない今シーズンの流れを、大きく変える予感もありました。

   その予選、井口卓人はベストタイムが9位、セカンドベストが5位。久保凜太郎はベストタイム、セカンドベストともに14位となりました。予選結果をみると、ポールポジションから21位の選手までのタイム差が0秒937。ほんのわずかなタイム差が大きく順位を変えることになりました。

  しかも十勝スピードウェイのコースレイアウトでは、オーバーテイクするのが難しく、それだけ予選順位が重要になります。
今回、北海道へとサポートに駆けつけたスバルディーラーからのスタッフは5名。東京スバル東村山店の鶴岡尭秀さん、東京スバル恵比寿店の大谷拓矢さん、大阪スバル守口店の木内智尋さん、大阪スバル西店の吉田悠希さん、京都スバル自動車宇治店の津崎進也さんの5人が、レースメカニックと、北海道とはいえ寒すぎる8月を経験しました。

午前中に行われた第6戦、井口卓人はオープニングラップで1つポジションを上げて8位へ。さらにレース中盤に1台をオーバーテイクし、7位でチェッカーフラッグを受けました。久保凜太郎は11位にポジションを上げていましたが、他車と接触し、リタイヤとなりました。
続く第7戦では、5位スタートの井口卓人がオープニングラップで4位、2周目には3位に上がります。レースラップは前走車よりも速いものの、オーバーテイクの難しい十勝スピードウェイでは前に出ることができず、結局3位でレースを終えました。今シーズン初の表彰台を獲得しました。

久保凜太郎は、修復したマシンで第6戦と同じ14位からスタートしますが、15位へポジションを落としてしまいます。が、3周目に14位、4周目に12位、8周目に10位と、難しい十勝スピードウェイでのオーバーテイクを成功させていきます。最終的に9位でフィニッシュ。今シーズンの開幕戦以来となる、2人揃っての入賞となりました。
第7戦プロフェッショナルシリーズで3位表彰台に立った#88井口卓人のコメント。
「苦しかったレースでしたけど、何とか表彰台に立つことができて、良かったとは思います。前のマシンのペースは悪かったんですが、この十勝スピードウェイのコースではオーバーテイクが難しくて、抜くまでにはいかなかったですね。タイヤも全然問題なかったので、抜いていれば、トップに追いつくことはできたと思います。この表彰台をキッカケにして、残り2戦ですけどしっかりとレースをしたいと思います。やっぱり1勝しておきたいですからね」

次戦、TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2018 第8戦は、9月22日(土)~23日(日)、栃木県ツインリンクもてぎで開催されます。
2018.08.13 - TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 第6大会 十勝スピードウェイ(第6・7戦)・プレビュー
チャンピオン争いの生き残りがかかる北の大地・十勝での注目の2連戦
シーズンもいよいよ後半戦へ突入します。TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceは、毎年恒例の北海道ラウンドが、十勝スピードウェイで8月19日(日)に開催されます。夏休みという北海道最大の観光シーズンとして賑わう道東で、熱いレースが繰り広げられることになるのです。
今シーズン、この北海道ラウンドだけが1大会2レースとなっています。残り4レースのうち、2レースが開催されるのです。つまり、この週末、好調で2連勝すれば40ポイント以上の大量得点が可能であり、シリーズチャンピオンを狙うドライバーにとってはとても重要な週末ということになります。
十勝スピードウェイは、フラットな十勝平野に位置するシンプルなコースです。同じようなコーナーが左右に居並び、それだけにしっかりとセッティングすることが重要になります。開催されるサーキットの中で最も短いコースなので、14周という周回数になります。しかしオーバーテイクは難しく、さらに差ができにくいので予選でのわずかなタイム差が順位を大きく左右することになります。それだけに予選はとてもシビアな戦いになることでしょう。
その予選ですが、日曜日の朝に1度だけ行われます。そのベストタイムが第6戦の予選順位に、セカンドベストが第7戦の予選順位となります。またタイヤは2レースで8本の使用が認めれているので、その2セットをどのような形で2つのレースで使うのか、ドライバーたちの戦略にも注目が集まります。
エントリー台数は、クラブマンシリーズが28台、プロフェッショナルシリーズが24台の、合計52台です。そのうちSUBARU BRZ勢は、プロフェッショナルシリーズの2台ということになりました。CG ROBOT RACING TEAMの#87久保凜太郎と#88井口卓人です。ここまで5戦、ともに最高位は4位で、井口卓人が18ポイントで11位、久保凜太郎が12ポイントで13位と苦しんでいます。井口卓人がシリーズ2位となった2016年シーズンのように、十勝から始まった強烈な追い上げに期待しましょう。
また北海道中の86&BRZが集結する年に1度のイベント、「86BRZ☆SONIC!! 十勝スピードウェイ」も同時に開催されます。8月19日(日)の十勝スピードウェイでは、TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceが予選+2レース楽しめるだけでなく、86&BRZのイベントも組み込まれ、多くのファンが満足できることでしょう。
> 86/BRZトップ > GALLERY
Scroll to top