NURBURGRING 24H RACE

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2024.06.07

88号車「SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2024」、SP4Tクラス優勝

5月30日(木)〜6月(2日)、ドイツ・ニュルブルクリンクで行われた「ADAC REVENOLニュルブルクリンク24時間レース」にSUBARU/STIチームが参加し、濃霧による長時間の中断を経て、88号車「SUBARU WRX NBR CHALLENGE 2024」(カルロ・ヴァンダム/ティム・シュリック/佐々木孝太/久保凜太郎)は2日午後3時にチェッカーフラッグを受け、SP4Tクラス(排気量2.0L以上2.6L未満のターボ車)優勝を果たしました。
本年のニュルブルクリンク24時間レースは、不安定な天候に翻弄されました。5月30日(木)午後に行われた公式予選1回目は、ルーキーの久保が最初にコースイン。9分11秒タイムを記録して2番手のシュリックに交代しました。シュリックは、トラフィックによってタイムロスしながらも9分00秒011を出して予選を通過。続くヴァンダムのアタックラップに雨が降り出し、2周目には降雨はさらに激しくなったためアタックは中断。チーム自己最速記録へのチャレンジは先送りとなりました。また、4人目の佐々木は、新しいタイプのウェットタイヤを試すためコースインしましたがタイム計測されておらず、1周してそのままピットに入りました。その後ブローバイオイルの量が多いことが確認され、チームは大事をとって夜の予選二回目を前にスペアエンジンへの載せ替えを決断しました。そのため夜8時からの公式予選二回目は、遅れてコースイン。佐々木が走って、クォリファイ規定をクリアしています。31日(金)の公式予選三回目は、ヴァンダムがタイムアタック。またしても雨が降り出しましたが、渾身の攻める走りで8分53秒089を記録。その結果、88号車SUBARU WRXは総合43位で公式予選を通過しました。
6月1日(土)午後4時、小雨が降る中24時間の決勝レースはスタートしました。グループ3のポールポジションからスタートした88号車SUBARU WRXは、ベテランの佐々木が第一走者です。スタート直後に雨足が強くなったため、1周目にピットイン。ウェットタイヤに交換してレースに戻りました。しかし、30分後には雨が上がって路面は急速に乾いていき、スタートから60分後に佐々木はふたたびピットイン。カットスリックタイヤに交換して再スタートしています。午後6時30分過ぎに交代した久保は、ノルドシュライフェの奥に張り出した黒い雲を気にしながら約1時間半のルーティンドライブを完了。先行する多くのGT4車両などを捌きながら、スタートから4時間後には30台以上を抜いて総合51位につけています。
3人目のヴァンダムのスティントでは、またしても降雨に見舞われました。スリックタイヤのまま日没の午後9時30分過ぎまで耐え抜いてピットイン。4人目のシュリックに交代しました。彼は小雨の中快調に周回を重ねましたが、グランプリサーキット周辺には霧が立ち込めてきました。そして、午後11時20分過ぎには、赤旗が提示され、レースは中断されます。11時30分過ぎにピットインした88号車SUBARU WRXは、佐々木に交代してレース再開を待つことにしましたが、その後「朝7時までレースは中断」の告知がなされ、チームはマシンをピットガレージに移しました。
朝を迎えても霧は晴れず、ようやく9時30分から再コースインがアナウンスされました。88号車SUBARU WRXは、ふたたびグリッドに車両を進めて待機し、次の情報を待ちましたが、「午後1時30分にフォーメーションラップをスタートし、5周を走って天候の好転を待つが、その間に霧が晴れなければレースはその時点で終了とする」、という知らせが発表されます。しかし、最後まで状況が好転することはなく、午後3時をもってレースは終了。生き残った105台にチェッカーフラッグが振られ、88号車SUBARU WRXは総合51位・SP4Tクラス優勝が認定されました。
辰己英治STIチーム総監督は、「クルマとしてはほとんど計画通りに仕上がっていました。ただ、予選はドライでクリアラップが取れずでしたが、雨の中カルロが渾身のアタックで8分53秒台を記録してくれました。車重は重くハイパワーでもないこのクルマですが、GT4と肩を並べるくらい速いクルマになったなあと感慨深いです。STIの技術を使ったパーツが良い仕事をしてくれたのだと思います。今年は7時間半で終わってしまいましたが、耐久性にも自信があったのでできれば24時間を走らせてみたかったですね。とはいえ、悔やむこと、思い残すことはありません」
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