2024.04.29 - 全日本ラリー選手権第3戦久万高原ラリー レグ2
激しいバトルの末に、新井敏弘が僅差の4位
4月28日(日)、2024年全日本ラリー選手権第3戦「久万高原ラリー」の競技最終日が行われ、SUBARUが協賛するSUBARU WRX S4の新井敏弘/井上草汰は、JN-1クラス4位でフィニッシュしました。
競技2日目となるこの日は、SS5〜SS8の4SS、合計52.80kmが設定。前日に走行した2本のSSをそれぞれ逆方向で走行するSS5/7『大川嶺リバース(13.73km)』、SS6/8『大谷リバース(12.67km)』、を、サービスを挟み2回ずつ走行する構成です。この日も、大川嶺リバースのサービスに隣接するダブルヘアピンのセクションには観戦エリアが設置され、晴れ渡った空のもと、早朝のスタートから大勢の観客が集まりました。
■表彰台まで0.6秒まで迫る緊張のバトル
前日、3番手に5.1秒差の4番手で折り返した新井は、この日2本目のSSとなるSS6でセカンドベストをマークし、その差を1.3秒まで詰めます。さらに最終SSとなるSS8でも3番手タイムで追い上げましたが、3位にはわずか0.6秒届かず、4位でのフィニッシュとなりました。
競技2日目となるこの日は、SS5〜SS8の4SS、合計52.80kmが設定。前日に走行した2本のSSをそれぞれ逆方向で走行するSS5/7『大川嶺リバース(13.73km)』、SS6/8『大谷リバース(12.67km)』、を、サービスを挟み2回ずつ走行する構成です。この日も、大川嶺リバースのサービスに隣接するダブルヘアピンのセクションには観戦エリアが設置され、晴れ渡った空のもと、早朝のスタートから大勢の観客が集まりました。
■表彰台まで0.6秒まで迫る緊張のバトル
前日、3番手に5.1秒差の4番手で折り返した新井は、この日2本目のSSとなるSS6でセカンドベストをマークし、その差を1.3秒まで詰めます。さらに最終SSとなるSS8でも3番手タイムで追い上げましたが、3位にはわずか0.6秒届かず、4位でのフィニッシュとなりました。
■新井敏弘「表彰台に向けて、あともう少し煮詰めたい」
雨や濃霧に見舞われたラリー初日から一転、晴天のもとで行われたラリー最終日。早朝のステージでは乾き切らない湿った路面、その後は強い日差しと初夏を思わせる気温により路面温度が一気に上がるなど、変化の激しい状況となりました。総距離が100kmを超えるSSのすべてを走破し、表彰台まであと一歩となる4位でフィニッシュした新井は「最終日はポディウムを狙っていたので0.6秒差の4位は残念でしたが、僅差の展開でコースによっての向き、不向きが出てしまいました。それでも、前戦の唐津よりもクルマが進化してきたので、あともう少し煮詰めて、次はポディウムに上がりたいです。まだ色々と改良の余地はあるはずなので、SUBARU技術本部のエンジニアとさらに話をしたいと思います」と、次戦に向けた意欲を語りました。
また、名古屋スバル自動車株式会社のサポートを受けてSUBARU WRX STIでJN-2クラスに参戦する三枝聖弥/船木一祥は、今季2勝目を獲得。三枝は8SSのうち5SSでベストタイムをマークし、前戦の唐津に続き2連勝を達成しました。
雨や濃霧に見舞われたラリー初日から一転、晴天のもとで行われたラリー最終日。早朝のステージでは乾き切らない湿った路面、その後は強い日差しと初夏を思わせる気温により路面温度が一気に上がるなど、変化の激しい状況となりました。総距離が100kmを超えるSSのすべてを走破し、表彰台まであと一歩となる4位でフィニッシュした新井は「最終日はポディウムを狙っていたので0.6秒差の4位は残念でしたが、僅差の展開でコースによっての向き、不向きが出てしまいました。それでも、前戦の唐津よりもクルマが進化してきたので、あともう少し煮詰めて、次はポディウムに上がりたいです。まだ色々と改良の余地はあるはずなので、SUBARU技術本部のエンジニアとさらに話をしたいと思います」と、次戦に向けた意欲を語りました。
また、名古屋スバル自動車株式会社のサポートを受けてSUBARU WRX STIでJN-2クラスに参戦する三枝聖弥/船木一祥は、今季2勝目を獲得。三枝は8SSのうち5SSでベストタイムをマークし、前戦の唐津に続き2連勝を達成しました。
■メカニックコメント「時間勝負のラリー、後輩にもぜひ勧めたい」
・安藤響
・兵庫スバル自動車株式会社西宮171号店 メカニック
・メカニック歴8年目
学生の頃に観ていたニュルブルクリンク24時間レースで、いつかメカニックを目指したいと思っているという安藤。ディーラーメカニックを経験したことのある同じ拠点の先輩から、自分のスキルアップなど、良い経験になるので、ぜひやってみた方がいいと勧められて応募したといいます。
ラリー中は、右リヤを担当。「拠点では、リフトでクルマを上げて立ちながら作業することができますが、ウマ(リジッドラック)をかけた状態では作業がしにくいので、とにかくミスなく、丁寧な作業を心がけました。初日はあっという間に終わってしまい、増し締めや問題がないかを確認している間に昼の30分、夜の45分のサービスも簡単に過ぎてしまいました。ラリーは本当に時間勝負なのだと感じました。急がなければならない状況でも見落としがあってはなりませんし、何かあれば報告して、時間内に終わらせることに気をつけました」
土曜日は雨に見舞われ、汚れた状態でサービスに戻ってきたラリーカーの作業も経験し「泥で汚れてクルマが重くなってしまうので、綺麗にしなければならないということも学びました。普段の業務にはない作業だったので、初めての経験でした」と、振り返ります。「新井選手に安心して走ってもらうという点では、拠点でのお客様に対する整備でも一緒だと感じました。店舗でも、点検や作業は時間が区切られている中でやっているので、それをどう効率よくつなげていけるのか、とてもいい経験になりました。店舗では、限られた時間の中で、チームワークを意識して作業する必要があること、効率よく、ミスなく作業するということ、頭で考えながら作業することが大切だということを伝えたいですね。後輩の子も挑戦したいと言っていたので、ぜひ勧めたいです」
2024年の全日本ラリー選手権は、2週間間隔での連戦3戦目を迎えます。次戦は、5月10日〜12日に開催される第4戦「YUHO RALLY TANGO supported by Nissin Mfg」です。京都府京丹後市を拠点として行われる舗装路(ターマック)ラリーは、スムーズな路面のハイスピード区間を持つステージや、狭くテクニカルなステージなど、チャレンジングなコースが多いイベント。京丹後森林公園スイス村には、観戦エリアも設定されます。ますます進化を続けるSUBARU WRX S4の奮闘に応援をよろしくお願いします。
・安藤響
・兵庫スバル自動車株式会社西宮171号店 メカニック
・メカニック歴8年目
学生の頃に観ていたニュルブルクリンク24時間レースで、いつかメカニックを目指したいと思っているという安藤。ディーラーメカニックを経験したことのある同じ拠点の先輩から、自分のスキルアップなど、良い経験になるので、ぜひやってみた方がいいと勧められて応募したといいます。
ラリー中は、右リヤを担当。「拠点では、リフトでクルマを上げて立ちながら作業することができますが、ウマ(リジッドラック)をかけた状態では作業がしにくいので、とにかくミスなく、丁寧な作業を心がけました。初日はあっという間に終わってしまい、増し締めや問題がないかを確認している間に昼の30分、夜の45分のサービスも簡単に過ぎてしまいました。ラリーは本当に時間勝負なのだと感じました。急がなければならない状況でも見落としがあってはなりませんし、何かあれば報告して、時間内に終わらせることに気をつけました」
土曜日は雨に見舞われ、汚れた状態でサービスに戻ってきたラリーカーの作業も経験し「泥で汚れてクルマが重くなってしまうので、綺麗にしなければならないということも学びました。普段の業務にはない作業だったので、初めての経験でした」と、振り返ります。「新井選手に安心して走ってもらうという点では、拠点でのお客様に対する整備でも一緒だと感じました。店舗でも、点検や作業は時間が区切られている中でやっているので、それをどう効率よくつなげていけるのか、とてもいい経験になりました。店舗では、限られた時間の中で、チームワークを意識して作業する必要があること、効率よく、ミスなく作業するということ、頭で考えながら作業することが大切だということを伝えたいですね。後輩の子も挑戦したいと言っていたので、ぜひ勧めたいです」
2024年の全日本ラリー選手権は、2週間間隔での連戦3戦目を迎えます。次戦は、5月10日〜12日に開催される第4戦「YUHO RALLY TANGO supported by Nissin Mfg」です。京都府京丹後市を拠点として行われる舗装路(ターマック)ラリーは、スムーズな路面のハイスピード区間を持つステージや、狭くテクニカルなステージなど、チャレンジングなコースが多いイベント。京丹後森林公園スイス村には、観戦エリアも設定されます。ますます進化を続けるSUBARU WRX S4の奮闘に応援をよろしくお願いします。