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RACE REPORT

2024.05.13 - 全日本ラリー選手権第4戦 YUHO RALLY TANGO supported by Nissin Mfg レグ2
二転三転する展開の中、新井敏弘は5位でフィニッシュ
5月12日(日)、2024年全日本ラリー選手権第4戦「YUHO RALLY TANGO supported by Nissin Mfg」の競技最終日が行われ、SUBARUが協賛するSUBARU WRX S4の新井敏弘/井上草汰は、JN-1クラス5位でフィニッシュしました。

この日は、使用を予定していたステージで前日に山火事が発生し、その現場検証のためにSS6・SS7がキャンセルとなったことから、SS5・SS8 Oouchi(4.84km)の2SS・9.68kmのみの走行となりました。開催エリアは朝から空に雲が立ちこめ、いつ雨が降り出してもおかしくない微妙な天候となり、多くの選手がタイヤ選択に頭を悩ませる状況となりました。

■距離が短縮された中、精いっぱいの走りを見せた新井

前日は4番手に16.4秒差の5番手で終えていた新井は、10kmにも満たないこの日のステージ走行距離では挽回できるチャンスも少なくなってしまいました。それでも、与えられた状況の中でできる限りを尽くした新井は、SS5で4番手タイム、最終のSS8を5番手タイムと順位を守り切り、5位でのフィニッシュを果たしました。

名古屋スバル自動車株式会社のサポートを受けてSUBARU WRX STIでJN-2クラスに参戦する三枝聖弥/船木一祥は、今季3勝目を獲得。三枝はノーショナルタイムが与えられたSS3を除く5SSのうち2SSでベストタイムをマークし、第2戦唐津から続く連勝記録を3としました。

■新井敏弘「次戦の地元開催に向けてアップデートも」

様々な波乱が起きたラリーをノートラブルで走り切った新井は、次に迎える地元群馬県のラウンドに向けて「次は、SUBARUの地元でのラリーでもあります。それまでに少しアップデートする方向で進んでいて、SUBARUも一生懸命やってくれると思います。自宅から通った方が早いというほど自分の地元でもありますので、頑張りたいと思います」と意欲を語りました。

■メカニックコメント「安心して乗っていただけるように頑張りたい」

・宮﨑紘基
・京都スバル自動車株式会社宇治店 メカニック
・メカニック歴9年目

クルマのチューニングに興味があり、自分でもレース経験があるという宮﨑。ニュルブルクリンク24時間レースのメカニックとして参加した先輩の姿を見て、ディーラーメカニック派遣の応募に手を上げたといいます。興味を持っていたラリーは、動画などで観た経験はあるものの現場に来るのは今回が初めて。自分が知っているクルマとラリーカーでは違いが大きかったそうです。

「ラリーカーの足まわりには量産車とまったく違うパーツが装着されているなど、使う工具を選ぶのが大変ですね。先輩からは、どんな工具を使っているのかを聞いて、いかに早く正確に整備を行うかを心がけるようにとアドバイスを受けました」

ラリー現場では、新人の頃のようにイチから作業を学ぶ気持ちで取り組んだという宮﨑。一台に対して複数のメカニックで同時に作業を行ううえでの重要点も意識しながら取り組んでいたようです。

「3人での作業では、声をかけ合いながら進めました。決められた時間の中で、ギリギリまでセッティングをどうするか、ミーティングを行いました。作業自体は落ち着いてできましたが、これで大丈夫だろうかと責任感やプレッシャーも感じていました。それでも、新井選手にはメカニックを信じて走っていただいているので、それに応えられるように、僕らメカニックも頑張っていかなければならないと感じました」

「安心して乗っていただきたいのは、お客さまも同じ。ラリーのような激しい環境ではありませんが、長距離に乗っていくための整備に今回の経験を活かしていきたいです」

2024年の全日本ラリー選手権は、早くもシーズン後半戦に突入します。次戦は、6月7日〜9日に開催される第5戦「加勢裕二杯 モントレー2024」です。関東の全日本ラリー選手権ラウンドとして長い歴史を誇る一戦ですが、今年は群馬県安中市に拠点を移して行われる舗装路(ターマック)のラリー。2022年の前回開催でも使用した群馬県南西部のステージに加え、今回は新たにアニメでも知られる碓氷峠の旧道もルートに盛り込まれ、観戦エリアも準備されています。SUBARUの地元でもある群馬県のラリーでさらなる成長を目指すSUBARU WRX S4の奮闘に、応援をよろしくお願いします。

2024.05.12 - 全日本ラリー選手権第4戦 YUHO RALLY TANGO supported by Nissin Mfg レグ1
過酷なコンディションの中、新井敏弘は初日5番手
5月11日(土)、2024年全日本ラリー選手権第4戦「YUHO RALLY TANGO supported by Nissin Mfg」の競技初日が行われ、SUBARUが協賛するSUBARU WRX S4の新井敏弘/井上草汰は、JN-1クラス5番手につけました。

全8戦で構成される2024年全日本ラリー選手権の第4戦は、京都府京丹後市を拠点とするターマックラリーです。予定されていたアイテナリーが開幕直前に短縮となり、ふたつのコースを順走と逆走で2度ずつ走行する8SSとコンパクトな構成となりました。これまでの3戦と比べ路面はスムーズで、ステージの一部には2車線道路も使うなど速度域が高まる一方、新たに舗装された区間も多いためタイヤのグリップが低いことも特徴です。ステージ距離が短くなったことでスプリント性が高まり、集中した走りもより一層求められます。

この日は、SS1『Oouchi Reverse1(4.56km)』、 SS2『Tsunotsuki(9.28km)』、これを反対方向に走るSS3『Tsunotsuki Reverse(12.26km)』の後にサービスを挟み、SS1の再走となるSS4『Oouchi Reverse2(4.56km)』という構成です。この日は朝から空が晴れ渡り、気温も29度近くまで上がる夏日となり、完全ドライでの走行となりました。季節外れの暑さの中、ラリーを通して10本使用できるタイヤをどのように使い分けるか、タイヤ選択が大きな鍵を握る要素にもなりました。

■予想以上の暑さと奮闘した新井

2週間間隔で開催が続いたラリーの3戦目、前戦からは再び時間がない中、今大会を迎えた新井。それでも、短期間の連戦を通してSUBARU技術本部のエンジニアによるサポートを受けてチームとともに改良してきたSUBARU WRX S4には、その効果がまとまりつつある手応えを感じていました。この日の朝は、ソフトコンパウンドのタイヤを選択して最初の3SSに臨んだ新井でしたが、予想以上の暑さの中で路面温度も高く、タイヤを労ることに苦戦。SS1を6番手で終えると、SS2は5番手タイムで総合順位でも5番手に上げます。続く2本も5番手タイムでしのぎ、順位を守ってこの日を終えました。

■新井敏弘「走り自体は悪くない」

厳しいコンディションの中で奮闘した新井は「走り自体はそれほど悪くはなかったのですが、今回のラリーで一番長いSS3で、終盤でタイヤを傷めてしまい、7〜8秒をロスしてしまいました。あれがなければと思うと残念ですね。ライバル車と比べて車重が重い分、影響が出てしまったのではないかと思います。明日は雨の予報も出ていますが、どれだけ降るのか微妙なところで見極めが難しくなりそうです」と状況を語りました。

競技最終日となる5月12日(日)は、使用を予定していたステージで山火事が発生し、その現場検証のためにSS6・SS7がキャンセルとなりました。このため、SS5・SS8 Oouchi(4.84km)の2SS・9.68kmのみの走行となります。厳しい状況でも果敢に挑むSUBARU WRX S4の奮闘に応援をよろしくお願いします。
2024.05.07 - 全日本ラリー選手権第4戦 YUHO RALLY TANGO supported by Nissin Mfg プレビュー
初夏の丹後半島を舞台に行われるターマックラリー
全日本ラリー選手権第4戦『YUHO RALLY TANGO supported by Nissin Mfg』が、5月10日(金)〜12日(日)にかけて開催されます。2週間おきに続いてきた3連戦の締めくくりとなる一戦は、2024年シーズン折り返しのラリーでもあります。前戦の久万高原ラリーで車両の進化に手応えを得た新井敏弘選手は、さらなる好成績を目指してラリー丹後に臨みます。

ラリーは京都府京丹後市を拠点に、丹後半島を南北に走る丹後縦貫林道を舞台とするターマックラリーです。ふたつのコースを順走と逆走で2度ずつ走行し、初日に4SS、最終日に4SSという合計8SS・総SS走行距離61.88kmで勝敗を競います。今大会では『Tsunotsuki Reverse(12.26km)』に観戦エリアが設置されており、両日ともヘアピンコーナーでの迫力ある走りを観ることが可能です。
■前半戦を締めくくるラリーで好結果を目指す

ラリー丹後のSSは全般的にスムーズな路面をもっているものの、途中で曲率や道幅が変わる変則的なコーナーや、小さなコーナーが次々と現れるテクニカルなセクションもあるため、サスペンションのセットアップはもとより、ペースノートの精度と的確なドライビングが求められます。前戦の久万高原ラリーのように、コーナーのイン側から泥や砂利が掻き出されるようなシチュエーションは少ないものの、逆方向に走行するコースでは、ブレーキングポイントに泥や砂利が散乱していることもあるため、気の抜けない戦いとなりそうです。

SUBARU勢は、全日本ラリー選手権JN-1クラスに協賛ドライバーの新井敏弘選手がSUBARU WRX S4で参戦するほか、今大会では新井選手を含め全クラス合わせて計7台のSUBARU車がエントリーしています。各選手の熱い走りにご期待ください。新井選手は前戦の久万高原ラリーにおいて0.6秒というわずかな差で惜しくも表彰台に届きませんでしたが、軽量化や駆動系の改良が進むSUBARU WRX S4とともに、シーズン折り返しの一戦に挑みます。今大会もSUBARUディーラーメカニックたちが新井選手のSUBARU WRX S4をサポートします。

残念ながらサービスパークの見学は不可となっていますが、京丹後市峰山総合公園で11日8時30分から行われるセレモニアルスタートと、12日14時頃から行われるセレモニアルフィニッシュは無料で見学することができますので、ぜひSUBARU勢への応援をよろしくお願いします。

●YUHO RALLY TANGO supported by Nissin Mfg公式ウェブサイト
https://rallytango.com/

RACE RESULT

2024.05.12 -
第4戦 YUHO RALLY TANGO supported by Nissin Mfg
総合順位 クラス順位 No. ドライバー コ・ドライバー 車両名 クラス DAY1 DAY2 総合
1 1 2 新井 大輝 松尾 俊亮 Ahead Skoda Fabia R5 JN-1 20:55.8 6:29.6 27:25.4
2 2 1 勝田 範彦 木村 裕介 GR YARIS Rally2 JN-1 21:04.3 6:31.6 27:35.9
3 3 5 奴田原 文雄 東 駿吾 ADVAN KTMS GRヤリスラリー2 JN-1 21:01.0 6:35.3 27:36.3
4 4 3 福永 修 齊田 美早子 OSAMU焼肉ふじ☆CTE555ファビア JN-1 21:08.2 6:35.7 27:43.9
5 5 6 新井 敏弘 井上 草汰 SUBARU WRX S4 JN-1 21:24.6 6:40.8 28:05.4
6 6 9 鎌田 卓麻 松本 優一 WinmaX DL シムス WRXSTI JN-1 21:30.5 7:00.8 28:31.3
7 7 8 眞貝 知志 安藤 裕一 GR YARIS GR4RallyDAT JN-1 21:39.1 6:53.0 28:32.1
8 1 14 三枝 聖弥 船木 一祥 名古屋スバル ラック DL WRX JN-2 21:39.2 6:58.0 28:37.2
9 2 18 小泉 敏志 村山 朋香 若甦DLドリームドライブGRヤリス JN-2 21:46.2 6:51.7 28:37.9
10 3 20 塙 将司 西村 正義 555CTECUSCOWMDLGRヤリス JN-2 21:47.4 6:51.3 28:38.7
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