2018.04.08 - 全日本ラリー選手権第2戦 ツール・ド・九州 2018 in 唐津 レグ2
SUBARU WRX STIの新井敏弘が2位でフィニッシュ
2018年全日本ラリー選手権第2戦「ツール・ド・九州 in 唐津2018」は、4月8日(日)にすべての競技日程を終了し、SUBARU WRX STIの新井敏弘/田中直哉が2位、柳澤宏至/加勢直毅が3位、勝田範彦/石田裕一は4位と、SUBARU勢が上位を占めました。途中まで4番手を走行していた鎌田卓麻/市野諮は最終SSゴール後にリタイアを余儀なくされています。
■新井「さらにセッティングを煮詰めて次戦に臨みます」
4月8日(土)は計6SS、33.34.kmで争われます。前日とは打って変わり好天に恵まれたこの日、勝田と鎌田は好ペースを維持して走行を続けますが、首位の新井敏弘は「今日ふたつ目のSSでは無理をしすぎて、タイヤをオーバーヒートさせてしまいました」と、苦しい状況に立たされます。新井はその後も思うようにタイムを伸ばすことができず、後方から追い上げる奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションⅩ)にじわじわと差を詰められてしまうことに。最終SSを残してふたりの差はわずか2.6秒。そして迎えた最終SS、新井はライバルに逆転を許してしまい、2位でラリーを終えることとなりました。
新井は、「ライバルが速かったですね。長いコーナーが続くところは向こうの方が得意で、その差が出たのだと思います。新型WRX STIを投入しましたが、旧型よりもこちらの方がアンダーステアも少なく、アクセルを踏める印象ですが、今回のデータをもとにさらにセッティングを煮詰め、気を取り直して次戦に臨みたいと思います」と、ラリーを振り返りました。3位の柳澤は「ターマックラリーはクルマのセットアップがすごく大切なので、さらに色々なことを試していきたいですね」と、次戦に向けて伸びしろを感じさせるコメントを残しました。
4月8日(土)は計6SS、33.34.kmで争われます。前日とは打って変わり好天に恵まれたこの日、勝田と鎌田は好ペースを維持して走行を続けますが、首位の新井敏弘は「今日ふたつ目のSSでは無理をしすぎて、タイヤをオーバーヒートさせてしまいました」と、苦しい状況に立たされます。新井はその後も思うようにタイムを伸ばすことができず、後方から追い上げる奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションⅩ)にじわじわと差を詰められてしまうことに。最終SSを残してふたりの差はわずか2.6秒。そして迎えた最終SS、新井はライバルに逆転を許してしまい、2位でラリーを終えることとなりました。
新井は、「ライバルが速かったですね。長いコーナーが続くところは向こうの方が得意で、その差が出たのだと思います。新型WRX STIを投入しましたが、旧型よりもこちらの方がアンダーステアも少なく、アクセルを踏める印象ですが、今回のデータをもとにさらにセッティングを煮詰め、気を取り直して次戦に臨みたいと思います」と、ラリーを振り返りました。3位の柳澤は「ターマックラリーはクルマのセットアップがすごく大切なので、さらに色々なことを試していきたいですね」と、次戦に向けて伸びしろを感じさせるコメントを残しました。
レグ2のみのタイムでトップタイムを獲得し、ボーナスポイント3点を加算することに成功した勝田は、「今日はいつもの走りができたので、気持ちよく終われました。ただ、色々課題は見えた気がします」と、今後のさらなる飛躍に向けて意欲を語りました。また、惜しくもリタイアしてしまった鎌田は、「調子も良く順調に走れていたのですが、コーナリング中にギャップではね上げられてしまい、次のコーナーへの姿勢を作れずガードレールにヒットしてしまいました。SSは走り切れましたが、途中でラジエターホースが切れてしまい、リタイアを決めました。それでもポテンシャルは高かったですし、タイムも出せていたので、次に期待です」と、結果は残せなかったものの、手応えを感じられた様子です。
サービスパークに隣接した「ボートレースからつ前 松浦河畔公園駐車場」のイベント広場で行われたセレモニアルフィニッシュには大勢の観客が訪れ、SUBARUの旗を振って選手たちを応援する姿も見受けられました。
サービスパークに隣接した「ボートレースからつ前 松浦河畔公園駐車場」のイベント広場で行われたセレモニアルフィニッシュには大勢の観客が訪れ、SUBARUの旗を振って選手たちを応援する姿も見受けられました。
■ディーラーメカニックコメント「後輩たちにもどんどんと経験してほしい」
担当車両:ラックSTI 名古屋スバル DL WRX
尾崎 一成 29歳
福岡スバル株式会社 長丘店 メカニック歴9年
昔からクルマが好きで、中学生の頃から整備士の道に入ったという尾崎。水平対向エンジンなど独自の技術をもつSUBARUに興味を持ち、ディーラーメカニックになることを決めたとのことです。
「ディーラーメカニックをモータースポーツに派遣していることは入社した頃から知っていましたが、この機会に色々なことを経験して、普段の仕事に活かせればと思い参加しました。ただ、実際にやってみるとすごく緊張感が高く、失敗できないというプレッシャーもありました。実際は日常的な作業の延長で、当たり前のことを当たり前にやればいいのですが、普段と違う環境で整備することの大変さを感じました。今回、チームにはディーラーメカニックが3人いましたが、彼らとローテーションして作業に取り組みました」
整備士としてのキャリアを重ね、相応の自信もあったと語る尾崎ですが、初めてのモータースポーツ現場では戸惑うことも多かったそう。そんななか貴重な体験ができたと週末を振り返りました。
「正直なところ、終わってみてホッとしました(笑)。周囲に気を配り、常に把握しながら作業していくチームワークの重要性を感じました。貴重な体験ができたと思います。また機会があったら参加したいとは思いますが、できるだけ後輩たちにも行かせたいですね。色々な人に経験してもらって、仕事に活かしてもらえたらと思います」
担当車両:ラックSTI 名古屋スバル DL WRX
尾崎 一成 29歳
福岡スバル株式会社 長丘店 メカニック歴9年
昔からクルマが好きで、中学生の頃から整備士の道に入ったという尾崎。水平対向エンジンなど独自の技術をもつSUBARUに興味を持ち、ディーラーメカニックになることを決めたとのことです。
「ディーラーメカニックをモータースポーツに派遣していることは入社した頃から知っていましたが、この機会に色々なことを経験して、普段の仕事に活かせればと思い参加しました。ただ、実際にやってみるとすごく緊張感が高く、失敗できないというプレッシャーもありました。実際は日常的な作業の延長で、当たり前のことを当たり前にやればいいのですが、普段と違う環境で整備することの大変さを感じました。今回、チームにはディーラーメカニックが3人いましたが、彼らとローテーションして作業に取り組みました」
整備士としてのキャリアを重ね、相応の自信もあったと語る尾崎ですが、初めてのモータースポーツ現場では戸惑うことも多かったそう。そんななか貴重な体験ができたと週末を振り返りました。
「正直なところ、終わってみてホッとしました(笑)。周囲に気を配り、常に把握しながら作業していくチームワークの重要性を感じました。貴重な体験ができたと思います。また機会があったら参加したいとは思いますが、できるだけ後輩たちにも行かせたいですね。色々な人に経験してもらって、仕事に活かしてもらえたらと思います」