2018.05.20 - SUPER GT 第3戦 鈴鹿サーキット・決勝
激闘の末、今シーズン初の表彰台を獲得


しかしながら、96号車は予選の速さそのままに、逃げ切り作戦で2位以下に毎周1秒近くのリードを広げていきます。BRZ GT300 はミディアムタイヤを選択し、前の2台を追いかけますが、徐々に引き離される展開です。ところが12周目にスピンしクラッシュしたマシンがコース上に止まっているということで、セーフティカーが入りました。広げられていた差は一気に取り戻せましたが、振り向けば4位に12秒以上の差をつけていたリードも失うことになってしまいました。

レースはタイヤ交換ナシ、2本交換、4本交換というマシンが入り乱れ、大混戦になっていきます。レース終盤は、混戦を抜け出した96号車を除き、5台による2位争いが繰り広げられます。ラスト10周になると、その混戦はさらに接近し、1秒以内に5台のマシンがひしめきます。3位をキープする井口は2位を走る0号車に猛烈にプッシュしますが、簡単には抜けず数周を要しましたが、44周目のシケインでようやく捉えることができ2位浮上。

ー井口卓人
トップ争いができので、すごくテンションが上がったんですけど、後半、フロントタイヤの摩耗が進んで、タイヤと相談しながらのレースになりました。これまでトラブル続きだっただけに、今回はいい結果でよかったと思います。 ー山内英輝
10周くらい走行した時点で、4本交換のほうがいいという無線をいれたんですけど、リヤ2本だけの交換はギャンブルみたいな感じで挑戦しました。そうしないと、トップ争いからおいていかれるのは間違いなかったですからね。今回のチェッカーも数戦ぶりでしたし、表彰台も取れたので、よかったと思います。