SUPER GT

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第5戦 富士スピードウェイ
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RACE REPORT

2018.08.05 - SUPER GT 第5戦 富士スピードウェイ・決勝
速さを見せるも予期せぬトラブル発生
8月5日(日)にSUPER GTシリーズ第5戦、「Fuji GT 500 mile Race」の決勝レースが行なわれました。SUBARU BRZ GT300 は前戦のタイと同様、予選6位からのスタートですが、予選順位を一つでも上回る目標で挑みましたが、またしてもマシントラブルが発生し、リタイヤしてしまいました。
スタートドライバーは井口卓人がステアリングを握り、午後1時30分に決勝レースはスタートしました。スタート直後の混乱で21号車にかわされポジションをひとつダウンしましたが、レース序盤の7周目あたりまで、21位号車、31号車、2号車などが絡み合い、激しい5位争いを繰り広げました。
その後も5位争いは続きますが、61号車のBRZ GT300 はストレートスピードが伸びず、21号車よりも速いものの追い抜くことができず、ラップを重ねます。13周目にはようやく21号車をかわすものの、ストレートで再び抜き返され、次第に順位も5位争いから脱落し、ポジションを9位まで後退させてしまいました。
マシンの速さがなく、第2戦で見せたスピードもなくつらい展開ですが、長距離レースだけに何が起こるかわかりません。その矢先、セクター3を走行していた時、突然、アクセルが反応なくなり、惰性でコースオフしてマシンを止めました。
井口卓人
「なんの前触れもなく、ほんと、突然、アクセルが反応しなくなってしまい、マシンを惰性でコースから出しました。止まってからからも、いろいろチェックしてみたんですけど、反応はなくマシンを降りました」
渋谷真総監督
「言葉がありません。問題となりそうな箇所、パーツのライフ管理も含め、今回は膿を全部出したつもりでしたが、まだ何かあるようです。わずか20周でトラブルが出るなんて、レースに参戦したとは言えません。応援していただいている多くのファンの皆様、関係者をがっかりさせ、本当に申し訳ありません。今は、まだ原因は特定できていませんが、電気系のトラブルではないかと思います。徹底的に原因追及するのはもちろんですが、通常はライフ管理に相当しないパーツも含めて、見直す必要があると思います。今は、お詫びの言葉しかありません」

次戦のSUPER GT 第6戦は9月15日(土)、16日(日)に宮城県村田町のスポーツランド菅生で300kmレースが開催されます。雪辱を晴らすレースに期待しましょう。
2018.08.04 - SUPER GT 第5戦 富士スピードウェイ・予選
マシンのセットアップに苦しみながらも予選6位を獲得
2018年SUPER GT シリーズ第5戦「Fuji GT 500 Mile Race」が8月4日(土)公式練習と予選が行なわれました。
SUBARU BRZ GT300 (井口卓人/山内英輝)は、午前中の公式練習を井口卓人のドライブから走行開始しました。今朝のBRZ GT300 はパーツのライフ管理から消耗部品交換が行なわれているものの、走行チェックは許可されないため、この公式練習が初走行になります。

一方、前戦のタイから、マシンの仕様変更は富士仕様へのアジャストレベルで、大きな変更はありません。空力パーツも高速仕様にして、空気抵抗とダウンフォースの二律背反性能の中でベストなセッティングを探す作業が繰りかえされます。また、タイヤ選択も重要な課題で、持ち込んだタイヤはソフトタイプとハードタイプの2種類。もちろん、高い路温に対応できるレベルでのソフトタイプになります。公式練習では、そのソフトタイプを使用し、タイムもGT300全体で4位のポジションを獲得しました。
また、リヤデフのトラブルとの情報もありましたが、こちらもライフ管理からの交換はしていますが、問題は特になく、その他の交換した部品も問題なく走行終了できました。

ノックアウト方式の公式予選Q1は、山内英輝がドライブします。今季は全体的にタイヤに熱が入りにくいこともあり、ウォームアップを兼ねた走行を数周してから、タイムアタックに入ります。トップスピードもGT3勢との差は小さくなり、戦闘力はアップしていますが、コンマ以下秒での戦いは強いられます。
予選Q1では残り2分の段階で9位。28台中、14位までがQ2へ進出できますが、予選終了間際に各車タイムアップをし、結果12位でのQ1通過となりました。しかし、トップとの差は0.339秒で、このタイム差に12台がひしめく大混戦です。

Q2は井口卓人がドライブです。Q2でも各車早い段階ではタイムを伸ばさないため、Q1を超えるタイムは出ないかと想像した途端、ラスト数分で各車タイムを伸ばし始めました。BRZ GT300 も0.2秒ほどQ1よりタイムアップをし、6位を獲得しました。ただ、トップとの差が0.844秒ほどあるのが気になるところです。
ーー渋谷真総監督
「予選6位はある程度想定内で、欲を言えばもうひとつ、ふたつ順位が上だと良かったですね。これまでのレースからすれば、GT3勢はこの夏場は厳しいと予測していたのですが、やっぱりGT3は速かったです。そして、明日の決勝では予選でソフトタイヤを使っているので、最初のスティントでは4本交換は必須になります。そのあとは路面温度などを加味してハードを使うか、ソフトで行くか現場対応します。うまくハードが使えて、タイヤ交換の本数を減らしてピットタイムを短縮できるといいのですが、それはライバルチームも同じ条件ですから、簡単にはいかないと思います。ですが、予選順位よりは上位でチェッカーを受けたいと思いますので、応援よろしくお願いします」
明日の決勝は、午後1時30分スタートします。SUBARU BRZ GT300 は6位のポジションから500mile、177周でレースを戦います。ゴールは午後6時20分頃の予定ですが、気温が下がり始める夕方ごろから混戦になってくると予想しています。ドライバーの疲れはピークになり、皆さんからの応援が本当に力になると思います。どうぞ、応援よろしくお願いします。
2018.08.03 - SUPER GT 第5戦 富士スピードウェイ・直前情報
真夏の長距離耐久レースに万全の体制で挑む
2018年SUPER GT シリーズ第5戦「FUJI GT 500mile Race」が8月4日(土)、8月5日(日)静岡県小山町の富士スピードウェイで行なわれます。
SUBARU BRZ GT300 (井口卓人/山内英輝)は前戦のタイでエンジントラブルにより、残念ながらリタイヤしています。今季はマシン造りのコンセプトを変更し、様々な変更にトライしてきましたが、第3戦鈴鹿での3位が最高位で、リタイヤも2回ありました。

シーズンの折り返し地点ということもあり、マシンに使用されるパーツも消耗部品の多くが新品に入れ替わり、エンジンももちろん新品になりました。マシンへの信頼性が問われる前半戦でしたが、心機一転で勝利を狙っています。
井口卓人
「今は、とにかくレースを完走しないとと思っています。リタイヤしてしまうと、僕たちもがっかりですけど、応援してくれているファンの皆さんたちをもっとがっかりさせてしまうので、なんとしても完走したいですね。第2戦の富士は調子が良かったので、今回はちゃんと完走してポイントを取っていきたいですね。気温は高くマシンには厳しいですが、前戦タイの猛暑でも問題はなかったので、ブレーキも含めて冷却の心配はないですね。全力で走りますので応援よろしくお願いします」
山内英輝
「そうですね、やはりチェッカーを受けたいという気持ちが強いですね。今のレベルであればチェッカーを受けられればかなり上位にいると思うので、まずは完走することが大事だと思います。ポイントを少しでも多く獲って後半戦につなげたいです。タイヤ交換やタイヤ選択は今回、かなり難しくなると思うのでシミュレーションして、そして実際に走ってみてのフィーリングを見ながら、ベストを探すことになると思います」
渋谷真総監督
「後半に向けて重要なレースですから、なんとしても勝ちたいレースです。マシンの信頼性を上げるために準備はしてきました。熱対策はこれまでやってきたもので大丈夫ですので、不安材料は特にありません。4回のピットストップでできるだけタイヤ交換の本数を少なくできるのがベストですけど、レースですから予定どおりにいかないこともあります。ですが、そこを踏まえて勝ちにいきますので、応援よろしくお願いします」
FUJI GT 500mile Raceは8月4日(土)の午前8時40分から10時05分までGT500 とGT300 の合同公式練習が始まり、10時05分から10分間GT300 の占有公式練習が行なわれます。また、午後にはノックアウト方式の予選Q1が午後2時35分から始まります。得意なコースとなりつつある富士スピードウェイでの予選に期待しましょう。SUBARU BRZ GT300の活躍を楽しみに、応援よろしくお願いいたします。
2018.08.01 - SUPER GT 第5戦 富士スピードウェイ・決勝・プレビュー
セットアップの幅を広げて酷暑の富士に挑む
SUPER GT 第5戦の「FUJI GT 500 mile Race」が8月4日(土)、5日(日)に富士スピードウェイで開催されます。前戦タイの第4戦から約1カ月空いてのレースですが、今年から300kmだった8月の富士のレースは500 mile、約800kmのレースに変更されました。猛暑続きの日本列島ですが、この酷暑はドライバーにもマシンにも辛く、いつにもまして熱い戦いが始まります。
レースは4回のピットインが義務付けられ、サードドライバーの登録も認められていますが、SUBARU BRZ GT300のドライバーはレギュラードライバーの井口卓人/山内英輝の二人で、ロングディスタンス、酷暑という条件ですが、いつもどおりのメンバーで戦います。
渋谷監督によると「タイのレースでは熱対策を施し、冷却には問題が出ませんでした。ですので、冷却に関しては、この富士でも特に不安はありません。もともと大型のインタークーラーを装備していますので、夏場のパワーダウンも最小限のレベルだと思います。しかし、前戦ではエンジントラブルでリタイヤしましたので、エンジンの信頼性をあげることが大事で、この1カ月はトラブルの原因を徹底的に検証し、対策してきました」

ということなので、期待しましょう。また富士スピードウェイは第2戦の時、セクター1、2でかなりの速さを見せ、クラストップ争いを演じました。また、課題だったストレートスピードも速くなり、戦闘能力は高くなったことを証明しました。
--渋谷総監督
「富士ではセクター3が得意なマシンでしたが、セクター1、2も速くなってきているので、どちらかと言うと得意なコースになってきました。それと今季の初めからトライしている空力の変更ですが、ここにきてセッティングの幅が広がったことも大きなメリットだと思います。というのは、予選と決勝でセッティングの幅が取れるようになってきたので、レースに勝つためのセットアップが考えられるわけです。単に速さだけを求めていたシーズン初頭とは異なり、大きく進歩していると思います」
ドライバーとのコミュニケーションを深めることでタイムの速いセットアップ、レースに有利なセットアップを使い分けていくことが可能になり、ますます期待は膨らみます。

一方で、タイヤ選びが難しくなってくることが予想されます。これまでにない高い路面温度となる中で、距離も長くなりタイヤには負担が大きくかかります。SUBARU BRZ GT300は、4回のルーティンピットワークで給油とタイヤ交換を行ないますが、できるだけ交換本数を少なくしたいという狙いで挑みます。レースではピットワークにも注目です。
4日(土)は8時40分から10時25分までSUPER GTの公式練習が行なわれます。そして午後2時35分からノックアウト予選Q1が始まります。決勝レースは5日(日)午後1時30分スタートで177周で争われます。

RACE RESULT

2018.08.04 - 予選
第5戦 富士スピードウェイ
Pos. No. Machine Driver Q1 Q2 Diff Tire
1 25 HOPPY 86 MC 松井 孝允 坪井 翔 近藤 翼 1'38.089 1'37.312 YH
2 55 ARTA BMW M6 GT3 高木 真一 ショーン・ウォーキンショー 1'38.143 1'37.326 BS
3 10 GAINER TANAX triple a GT-R 星野 一樹 吉田 広樹 1'38.122 1'37.616 YH
4 0 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝 片岡 龍也 1'38.313 1'37.891 YH
5 21 Hitotsuyama Audi R8 LMS リチャード・ライアン 富田 竜一郎 篠原 拓朗 1'38.549 1'38.119 DL
6 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 1'38.369 1'38.156 DL
7 18 UPGARAGE 86 MC 中山 友貴 小林 崇志 1'38.408 1'38.352 YH
8 7 D'station Porsche 藤井 誠暢 スヴェン・ミューラー 1'38.460 1'38.405 YH
9 65 LEON CVSTOS AMG 黒澤 治樹 蒲生 尚弥 1'38.247 1'38.410 BS
10 11 GAINER TANAX GT-R 平中 克幸 安田 裕信 1'38.342 1'38.447 DL
・タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/YH:ヨコハマ
・WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

Q1
Start Time 14:35'00 Finish Time 14:50'00
No.88 M.マペッリ 当該ラップタイム削除(SpR.18-1「4輪脱輪」)
No.48 R.ブラッドリー 当該ラップタイム削除(SpR.18-1「4輪脱輪」)

Q2
Start Time 15:30'00 Finish Time 15:40'00
2018.08.05 - 決勝
第5戦 富士スピードウェイ
Pos. No. Machine Driver Time / Diff Laps Best Lap Tire
1 55 ARTA BMW M6 GT3 高木 真一 ショーン・ウォーキンショー 4:41'14.166 164 1'39.175 BS
2 0 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝 片岡 龍也 1 Lap 163 1'39.337 YH
3 31 TOYOTA PRIUS apr GT 嵯峨 宏紀 平手 晃平 1 Lap 163 1'39.771 BS
4 65 LEON CVSTOS AMG 黒澤 治樹 蒲生 尚弥 1 Lap 163 1'39.695 BS
5 25 HOPPY 86 MC 松井 孝允 坪井 翔 近藤 翼 1 Lap 163 1'39.245 YH
6 88 マネパ ランボルギーニ GT3 平峰 一貴 マルコ・マペッリ 2 Laps 162 1'40.201 YH
7 7 D'station Porsche 藤井 誠暢 スヴェン・ミューラー 2 Laps 162 1'39.586 YH
8 10 GAINER TANAX triple a GT-R 星野 一樹 吉田 広樹 2 Laps 162 1'38.944 YH
9 18 UPGARAGE 86 MC 中山 友貴 小林 崇志 2 Laps 162 1'40.125 YH
DNF 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 144 Laps 20 1'39.969 DL
・タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/YH:ヨコハマ
・WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

Start Time : 13:36'52
Finish Time : 18:17'00

ファステストラップ : 1'38.944 No.10 GAINER TANAX triple a GT-R/吉田広樹

黒白旗提示 No.777 木村武史

No.30 佐々木孝太 ドライブスルー (SpR.13 1.a「危険なドライブ行為」)
No.777 横溝直輝 ドライブスルー (SpR.13 1.a「危険なドライブ行為」) No.117 訓戒 (SpR.27 4.「ピット作業違反」)
No.55 罰金30,000円 (SpR.27 4.「ピット作業違反」)
No.2 ドライブスルー (SpR.27 1.3)「ピット作業違反」)
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