2020年のSUPER GTシリーズは、第7戦ツインリンクもてぎラウンドが終了。残すところ最終戦の富士ラウンドのみとなります。今回は、観客の総数規制も緩められ、決勝日の11月8日には推定20,000名ものレースファンがサーキットを訪れていました。彼らはスタート前にはグランドスタンドを埋め尽くし、レースがスタートするとヘアピンや90度コーナーの内側や外側のスタンドにも多くの観客が集まっていました。イベント等の規制が徐々に緩和される中、第7戦では観客のパドック往来はいまだにできないものの、取材班がパドックからグランドスタンド側に出かけて行くことはできました。
SUBARUブースでは、3台の展示車に加え、今回もマイスバルの登録画面もしくはSUBARU車のキーを見せるとBRZキャップやSUBARU小旗などの応援グッズがもらえるため、ファンはソーシャルディスタンスを守りながら列を作っていました。そこでひと組のお客様にインタビューしてみました。群馬県太田市から来た会社の同僚という成澤さん(23)と冨田さん(21)のお二人です。成澤さんは、「はい、僕たちはSUBARUの関連会社で働いています。僕はレースが大好きで、これまでも富士やもてぎには欠かさずやってきて、SUBARU BRZを応援しています。今年は、コロナ禍でレース観戦に行かれなかったので、今回が初観戦です。BRZが予選でポールポジションを獲得したので、めっちゃ興奮しています」と話していました。富田さんは、「私は今日が初サーキットなのですが、とっても楽しいです」と笑顔で話してくれました。
そうこうしていると、SUBARU応援団長のマリオ高野さんを発見。「久しぶりですね」と声をかけると、団長は、「今回は天気も良く、たくさんの観客がサーキットに来られて良かったと思います。今はSUBARUファンシートもないのですが、常連のSUBARUファンの方々は大勢来られているようです。グランドスタンドの座席は指定席なので、あちこちにバラバラとなっていますが、このSUBARUブースの前に集まって予選の感想を語り合ったりしている光景が見受けられます。例年のレース場での日常が戻りつつあると実感しています。また、バラバラに座っているからか、グランドスタンドのファンが一体化している感じがあります。
贔屓チームの垣根を越えて、SUPER GTレースそのものを楽しんでいるようです。これまでのファンシート毎に一体感を感じるのとは別の感覚で、とても新鮮です。昨日の予選では、SUBARUがポールをとったわけですが、周りの人々が一緒になって「SUBARU強い」、「SUBARU速い」と力強い拍手を送ってくれて、感激しました。私自身もいつもは旗振りに必死ですが、今回はそれができない反面、レースをじっくり見て他のファンと一緒にハラハラしたり、これもまた面白いなと再発見したりしています。最終戦の富士でも、SUBARUブース前でSUBARUファンの皆さんが来られるのを楽しみにお待ちしています」と語っていました。
今回SUBARU/STIチームに花を添えていただいたSUBARU BREEZEの「アンちゃん」こと平野杏梨さんは、「SUPER GT第7 戦もてぎにBREEZE代表として私ひとりで今年初めてのサーキットに行ってきました。土曜日の予選ではなんとBRZが1位。2020年最初で最後のグリッドボードは、ポールポジションで持たせていただきました。観客の皆さんからの拍手を受けながら1番最後に入ってくる61号車はとにかくかっこよくて、やっとサーキットに帰って来られたことを実感して本当に最高の瞬間でした。レースが始まってからも現場の緊張感や、エンジンの音、チームの皆さんと嬉しいことや悔しいことを共有しながら一緒に観戦するレースは、配信とはまた違った楽しさがあり改めてBREEZEメンバー4人全員でサーキットに戻って来たいなぁ、と感じました。今はまだ制限をしての開催ですが、来年は今まで以上にもっともっと活気あふれるSUPER GTが戻ってきてくれることを楽しみに、最終戦も61号車を信じて精一杯応援したいと思います。残り少ないですが、2020年BREEZEの応援もよろしくお願いします」とコメントしてくれました。
SUPER GT最終戦富士ラウンドは、11月29日が決勝レース日となります。お近くにお住まいのSUBARUファンはぜひ富士スピードウェイにお越しくださいませ。