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SUPER GT 第4戦 富士スピードウェイ
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RACE REPORT

2024.08.04 - SUPER GT第4戦富士スピードウェイ・決勝
SUBARU BRZ GT300 24位フィニッシュ
2024年SUPER GT 第4戦「FUJI GT 350km RACE」は静岡県小山町の富士スピードウェイに延べ5万2,200人の大観衆を集めて行なわれました。
レースは2日間とも晴天に恵まれ、高温、多湿の厳しい観戦環境にも関わらず多くのファンが詰めかけ、改めてSUPER GTの人気の高さが伝わります。中でもひと際グランドスタンドの一角をSUBARUブルーで埋めるファンは多く、GT500の人気チームに引けを取らない熱い声援が送られていました。またスターティンググリッドにはSUBARUの大崎篤社長も駆けつけ、チームにエールを送っていました。
前日に行なわれた予選により、SUBARU BRZ GT300は9番手からのスタートです。今年はレース距離が350kmになり、77周で競われますが、BRZ GT300は9位から上位を目指します。スタートドライバーは井口卓人が担い、後半は山内英輝という順番で決勝を走ります。
BRZ GT300の前後にはGT3勢の大排気量マシンが並びます。早い段階で縦一列になればチャンスは広がると小澤正弘総監督は話しますが、いざスタートしてみると集団に揉まれるようなポジションになってしまいました。

そしてオープニングラップの13コーナー入り口で井口は後続のマシンに追突されてしまいます。破損状況は大きくピットインを余儀なくされました。追突により左リヤのバンバー、ディフューザー、そしてフェンダーを大きく破損し、タイヤもパンクしていました。
ピットでは応急処置をし、タイヤを交換してリスタートしますが、すでに2周遅れという状況でのコース復帰になりました。しかしながらその後発生したFCY(フルコース・イエロー)では、速度規制制御が解除できないトラブルが発生し、再びピットインすることになります。

再びコースに復帰する時、すでに12周遅れとなってしまいました。それでもチームは通常のレースのように、山内英輝にドライバー交代し、タイヤも4本交換をして完走を目指します。山内は目標とするレースラップで走れるのかを試しながら周回し、リヤディフューザーが半分脱落した状態でも上位チームと同等のタイムを出すことに成功しており、マシンのセットアップ方向の正しさは確認できたようでした。
小澤正弘総監督
「悪い流れが断ち切れなくて申し訳ありません。次の鈴鹿は8月の末ですが、こういう時は、やれることを愚直にやって流れを変えたいです。これまで以上に慎重に、そして丁寧に作業していくことが求められているのだと思います」

次戦の第5戦は三重県の鈴鹿サーキットで8月31日(土)、9月1日(日)に「SUZUKA GT 350km RACE」が開催されます。全力で頑張るチームへの応援をよろしくお願いします。



予選アーカイブはこちらhttps://www.youtube.com/live/u2wxw7KSIQI
決勝アーカイブはこちらhttps://www.youtube.com/live/qkGSa-9LISU

2024.08.03 - SUPER GT 第4戦富士 予選レポート
SUBARU BRZ GT300 路面が変わってからの合わせ込みに苦戦し予選9位
2024年8月3日(土)に、SUPER GT 第4戦「FUJI GT 350km RACE」の公式練習、公式予選が行なわれました。
真夏の日差しが降り注ぐ富士スピードウェイには多くのファンが駆けつけ、暑さに負けない熱い声援が送られました。

午前中に行なわれた公式練習では、タイヤとのマッチングを見ることから始まります。コックピットには山内英輝が座り、持ち込んだタイプ違いのタイヤ比較をしていきます。しかしながら、マシンの前後バランスが合わず、ジオメトリーの見直しもすることになりました。
富士スピードウェイでの走行データは豊富ですが、ミリ単位の調整幅は必要です。数ミリとはいえドライバーにはその違いが体感できラップタイムにも反映してしまいます。山内は特にリヤタイヤのグリップの薄さを指摘し、空力での調整やサスペンションのスプリングレートやダンパーの減衰、そしてキャスター角やキャンバーなどのジオメトリーの変更も要求します。

そうした変更を繰り返す中で、予選、決勝に使うタイヤを選択し全体のバランスを整える作業が行なわれました。公式練習中にはベストな状態に出来上がらず、タイムも10位前後のまま公式練習を終了します。
その後FCY訓練、サーキットサファリがあり、その走行時間を使ってさらに調整をしました。そしてロング走行を想定したセットアップが決まると全体3番手のタイムで走行することができました。

午後2時30分から始まったQ1予選は山内英輝が走ります。今回の予選はQ1とQ2の合算タイム方式ではなく、Q2のタイムで決定する方式になりました。その理由ですが、予選の直前に行なわれていたF-4のレースでオイルが出るトラブルがあり、オフィシャルによる処理は行なわれたものの、Q1のA組とB組ではコンディションの変化が大きくなるため、合算タイム式にすると不公平になるために変更されました。
BRZ GT300はB組ですが、Q1はB組からの走行なので、路面コンディションは処理直後です。山内は全車がピットアウトし、最後尾からピットアウトする慎重な姿勢で予選アタックに入りました。そして1分38秒195でトップタイムをマークをしました。

Q2では井口がポールポジションを目指して走ります。井口は先頭でコースインをし、前を走行するマシンがいないクリアラップを作りました。タイヤはQ1で山内が使用したタイヤをそのまま装着しています。ユーズドで走行する井口にQ1を上回るタイムを期待しましたが、上回れず予選9位のポジションになりました。
小澤正弘総監督
「Q1のニュータイヤは全体を見渡しても良いバランスに仕上がったと思っています。Q2では路面にラバーがのってグリップが上がるので、タイムも伸ばせると思うのですが、そのあたりはタイヤの特性も含めて合わせ込みが難しいところかなと思います。明日は粘り強く前に出るレースをして、しっかり完走をさせてファンの皆さんを安心させたいです」

明日8月4日(日)の決勝は午後2時30分にスタートし350km77周で競われます。BRZ GT300は粘り強い走りで上位を目指し、しぶとく粘る姿をお見せしたいと思います。



予選アーカイブはこちらhttps://www.youtube.com/live/u2wxw7KSIQI
決勝ライブはこちらhttps://www.youtube.com/live/qkGSa-9LISU

2024.08.02 - SUPER GT 第4戦 富士スピードウェイ・予選直前情報
SUBARU BRZ GT300 暑さを味方につけて頂点を目指す
2024年SUPER GT 第4戦 FUJI GT 350km RACEが8月3日(土)、4日(日)静岡県小山町の富士スピードウェイで行なわれます。
連日の猛暑は、ここ富士スピードウェイでも変わりなく、高い湿度と高い気温となっています。どうぞ、来場される方々は十分に対策し、無理なく観戦していただければと思います。

その酷暑の中、チームはいつもどおりの手順で準備し、万全の体制を整えています。そして、このレースから夏季対策として高気温、高湿度下における競技車両の放熱向上の観点から、参加する車両に対し、車体開口部に関する特別措置を実施しています。
BRZ GT300はボンネットフードの開口部が大きいタイプへと交換され、放熱効果を狙った仕様になりました。またタイヤ交換義務のないルールで開催されます。

小澤正弘総監督
「300kmレースの時はタイヤ無交換作戦のチームもいましたが、今回は350kmに伸びていますし、この高い気温もあるので、タイヤには厳しい条件となります。だから無交換作戦はどうですかね、難しいのではないかと思います。反面、我々に供給しているダンロップは夏場に良い結果を出してきているので、うまく行くことを願っています」
井口卓人
「前回のテストでクラッシュした部分も綺麗に修復できましたし、メンテナンスもしっかりできていると思うので、心機一転じゃないですが開幕戦のようなつもりで、きっちり結果を出して行きたいと思います。暑さは身体に負担がかかりますけど、夏場に強いBRZ GT300なので、暑さに負けずに頑張っていきます」
山内英輝
「いつもと変わりなく全力で走るだけです。暑さは機械部分には負担がかかるので、そうした懸念がなくはないですが、チームを信頼していますので、ドライバーは全力を出し切ることだと思っています。明日は、午前中の公式練習で持ち込んだタイヤのマッチングを見てセットアップしていきます。予選についてはこれからチームミーティングで決めますが、多分フレッシュタイヤで井口選手がタイムを出して、僕がQ2でポールを狙うことになると思います」
明日の公式練習は朝9時から10時45分まで行なわれ、その後、午後2時25分からQ1予選が始まります。GT300クラスはA、B組に別れ、BRZ GT300はB組で走行しますが、Q1の走行順はB組が最初に走ります。そして日曜日の決勝は午後1時にウォームアップが始まり午後2時30分に決勝レースがスタートします。350km77周で競われる真夏のレースで、表彰台の頂上を目指しますので、暑さに負けない熱い応援をお願いします。



予選ライブはこちらhttps://www.youtube.com/live/u2wxw7KSIQI
決勝ライブはこちらhttps://www.youtube.com/live/qkGSa-9LISU

2024.08.01 - SUPER GT 第4戦 富士スピードウェイ・プロローグ
BRZ GT300 ビッグポイント獲得に挑む
2024年SUPER GT第4戦は夏休み真っ最中の8月3日(土)、4日(日)、静岡県小山町の富士スピードウェイで行なわれます。昨年は土曜日に2万人、日曜日には3万人を超える大観衆が集まる注目のレースですが、今年も猛暑が厳しく、応援してくださるSUBARUファンのみなさまは、くれぐれも熱中症対策など、しっかり暑さ対策のうえご来場ください。
さて、今年の第4戦は350kmレースです。今季のSUBARU BRZ GT300はここまでドライバーランキング16位、チームランキング26位と奮いません。また今回はピットボックスが1コーナー寄りで、ファンシートから遠い場所となってしまいました。是が非でも上位成績を残し、再びファンシートに近い場所のピット位置に戻したいものです。
BRZ GT300は、ここまで大きなミスはありませんが、予期しにくい、運に見放されたような出来事もあり、不運を感じています。シーズンを振り返ればすでに中盤戦ですので、このあたりで上位に食い込まないと苦しいシーズンとなってしまいます。

今季のマシンはBoP(性能調整)とは違う「追加重量」が36kgあり、マシンの総重量が去年より増えています。そうした重量増はコーナリングマシンであるBRZ GT300にはダイレクトに影響し、ブレーキや加速、コーナリングスピード、そして最高速へ影響します。
これらの課題を少しでも改善してくことが求められていますが、簡単なことではありません。しかしながら幸い、サクセスウエイトはまだ2kgと軽く、競争力を大きく落とすことなく臨めます。さらにダンロップタイヤは気温が高くなると好成績に繋がるという統計データもあるので、ここは期待が広がります。
小澤総監督
「今季の調子は今ひとつで、信頼性の高い部品にトラブルが出たりで歯車が噛み合っていない印象があります。細心の注意を払いながらマシンを作り、制御も見直し、『万が一』がないようにして臨みます。ここまで人的トラブルはないですから、チーム員もそれほどナーバスではありません。ですが、シーズンも中盤なので、ここでビッグポイントを取っておかないと苦しくなりますから、気合いを入れ直して臨みます。幸いシーズンオフにも富士スピードウェイでのテストは多く走っているので、十分なデータがありますから、自信を持ってレースウイークに入ります」
3日(土)は午前9時から10時45分まで公式練習があります。そして午後の予選は、午後2時25分からQ1予選が始まります。BRZ GT300はB組で走行しますが、今季からはQ1とQ2の合算タイムで予選順位が決まるルールにかわっていますので、最初の予選から勝負をかけます。そして決勝日は午後2時30分から350km、77周で競われます。ビッグポイントを取りに行くBRZ GT300への応援をよろしくお願いします。



予選ライブはこちらhttps://www.youtube.com/live/u2wxw7KSIQI
決勝ライブはこちらhttps://www.youtube.com/live/qkGSa-9LISU

RACE RESULT

2024.08.03 - 予選
SUPER GT 第4戦 富士スピードウェイ
Pos. No. Machine Driver Q1 Q2 Diff Tire
1 65 LEON PYRAMID AMG 蒲生 尚弥 篠原 拓朗 黒澤 治樹 1'38.271 1'37.764 BS
2 87 METALIVE S Lamborghini GT3 松浦 孝亮 坂口 夏月 1'38.654 1'37.815 YH
3 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝 片岡 龍也 1'38.837 1'38.093 YH
4 777 D'station Vantage GT3 藤井 誠暢 チャーリー・ファグ 1'38.106 1'38.101 YH
5 88 JLOC Lamborghini GT3 小暮 卓史 元嶋 佑弥 1'38.434 1'38.132 YH
6 56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R 佐々木 大樹 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 1'38.591 1'38.133 BS
7 45 PONOS FERRARI 296 ケイ・コッツォリーノ リル・ワドゥー 1'38.710 1'38.359 YH
8 11 GAINER TANAX Z 富田 竜一郎 石川 京侍 1'38.434 1'38.479 DL
9 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 1'38.195 1'38.530 DL
10 7 Studie BMW M4 荒 聖治 ニクラス・クルッテン ブルーノ・スペングラー 1'38.333 1'38.574 MI
・タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ
・SW=サクセスウェイト(kg)

Q1 A Gr:Start Time 14:48'00 Finish Time 14:58'00
Q1 B Gr:Start Time 14:30'00 Finish Time 14:40'00
Q2 Gr 1:Start Time 15:41'00 Finish Time 15:51'00
Q2 Gr 2:Start Time 15:23'00 Finish Time 15:33'00

【走路外走行により不採用としたラップタイム】
Q1 B Gr:CarNo.65:1'38.309 3/5
Q1 B Gr:CarNo.52:1'51.178 4/4
Q2 Gr 1:CarNo.87:1'37.821 3/5
Q2 Gr 1:CarNo.5:1'39.446 4/5
Q2 Gr 2:CarNo.62:1'38.991 2/4
Q2 Gr 2:CarNo.2:1'54.355 2/2
2024.08.04 - 決勝
SUPER GT 第4戦 富士スピードウェイ
Pos. No. Machine Driver Time / Diff Laps Best Lap Tire
1 65 LEON PYRAMID AMG 蒲生 尚弥 篠原 拓朗 黒澤 治樹 2:01'50.865 71 1'39.245 BS
2 4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口 信輝 片岡 龍也 31.647 71 1'39.498 YH
3 56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R 佐々木 大樹 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 1 Lap 70 1'39.394 BS
4 777 D'station Vantage GT3 藤井 誠暢 チャーリー・ファグ 1 Lap 70 1'39.526 YH
5 88 JLOC Lamborghini GT3 小暮 卓史 元嶋 佑弥 1 Lap 70 1'39.993 YH
6 87 METALIVE S Lamborghini GT3 松浦 孝亮 坂口 夏月 1 Lap 70 1'39.838 YH
7 7 Studie BMW M4 荒 聖治 ニクラス・クルッテン ブルーノ・スペングラー 1 Lap 70 1'39.527 MI
8 2 muta Racing GR86 GT 堤 優威 平良 響 1 Lap 70 1'39.476 BS
9 6 UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI 片山 義章 ロベルト・メリ・ムンタン 1 Lap 70 1'39.890 YH
24 61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口 卓人 山内 英輝 12 Laps 59 1'39.572 DL
・タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ
・SW=サクセスウェイト(kg)

Fastest Lap 1'39.245(43/71) 165.518km/h 65 K2 R&D LEON RACING / LEON PYRAMID AMG

Start Time:14:37'04 Finish Time:16:37'47.329

FCY導入時刻:15:19'40(27Lap)〜15:22'54(29Lap)
Black and white flag
CarNo.6 Yoshiaki Katayama (SpR13-1.a.「他車への衝突」)(14:44) / CarNo.360 Takuya Otaki (SpR13-1.a.「他車への衝突」)(14:58)
CarNo.22 (SpR13-1.a.「走路外走行複数回」)(15:36) / CarNo.62 Kohei Hirate (SpR13-1.a.「走行マナー」)(15:41)
CarNo.5 Kiyoto Fujinami (SpR13-1.a.「走行マナー」)(15:41) / CarNo.7 Niklas Krutten (SpR13-1.a.「他車への衝突」)(15:53)
CarNo.6 Roberto Merhi Muntan (SpR13-1.a.「走行マナー」)(15:57) / CarNo.5 Kiyoto Fujinami (SpR13-1.a.「他車への衝突」)(16:15)

*1 CarNo.5 Kiyoto Fujinami ドライブスルーペナルティ(SpR.13-11「黒白旗2回提示」)(16:16)
*2 CarNo.61 ドライブスルーペナルティ(SpR.27-2.「バイザー閉め忘れ+空調服の着用」)(15:12)

観客動員:(8/3) 20,600人 (8/4) 31,600人
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