2024.12.08 - SUPER GT 第5戦 鈴鹿サーキット・決勝
SUBARU BRZ GT300 シーズンラストレースは7位完走
2024年SUPER GTシリーズ第5戦の決勝レースが、12月8日(日)に行なわれました。前日につづき、晴天には恵まれたものの、12月らしい冬の季節での開催となりました。それでも熱心なSUPER GTファンは鈴鹿サーキットに3万5500人も訪れました。
鈴鹿サーキットの朝方の気温は低く、冷たい風も強く吹くコンディションで、前日同様、各チームともタイヤのコンディションを気にしていました。SUBARU BRZ GT300の予選は、そうした状況を踏まえてソフトタイプのタイヤを選択し、2番手からのスタートポジションを獲得しました。
決勝レースは井口卓人がスタートドライバーを務め、トップの88号車を追いかけ、3位以下を引き離す作戦でスタートしました。レース序盤、各マシンともタイヤのグリップに気を遣いながらの走行になり、激しいポジション争いではなく、長いトレイン状態で周回をこなします。
決勝レースは井口卓人がスタートドライバーを務め、トップの88号車を追いかけ、3位以下を引き離す作戦でスタートしました。レース序盤、各マシンともタイヤのグリップに気を遣いながらの走行になり、激しいポジション争いではなく、長いトレイン状態で周回をこなします。
途中コースアウトするマシンが出たためFCYになりましたが、解除後、BRZ GT300のタイヤグリップが戻らず、タイムアップが厳しい状況に変わってしまいました。そのため2位のポジションキープに切り替え、ドライバー交代が許されるミニマム周回数でピットインをする作戦にします。
井口はグリップの落ちたタイヤで必死にポジションキープをするものの、チャンピオンの可能性が残っていた2号車の激しい追い上げを止められず3位に後退します。その直後にピットインし、タイヤ4本交換とドライバー交代、給油をしてピットアウトしました。
井口はグリップの落ちたタイヤで必死にポジションキープをするものの、チャンピオンの可能性が残っていた2号車の激しい追い上げを止められず3位に後退します。その直後にピットインし、タイヤ4本交換とドライバー交代、給油をしてピットアウトしました。
山内英輝に代わった時点でポジションを9位まで落とします。上位チームはタイヤ無交換や2本だけ交換という作戦だったため、ピットストップ時間に差がつき、BRZ GT300はポジションダウンしてしまいます。それでも山内はコース上で失ったタイムを取り返す走りを見せました。
レースも残り10周付近になると山内の追い上げも止まり、タイヤの限界が近づき始めます。そしてポジションは7位に上げてチェッカーを受けました。
レースも残り10周付近になると山内の追い上げも止まり、タイヤの限界が近づき始めます。そしてポジションは7位に上げてチェッカーを受けました。
井口卓人
「タイヤ無交換のチームに追いつけないのは悔しいです。今日のような低い路面温度だとライバルタイヤの良さが際立ってしまいました。来年に向けてはダンロップさんと一緒に考えていければと思います」
山内英輝
「タイヤとクルマのレベルアップが必要なのかもしれません。普通では経験しないことを今年はたくさんしたので、そうした経験を活かして来年につながればと思います」
「タイヤ無交換のチームに追いつけないのは悔しいです。今日のような低い路面温度だとライバルタイヤの良さが際立ってしまいました。来年に向けてはダンロップさんと一緒に考えていければと思います」
山内英輝
「タイヤとクルマのレベルアップが必要なのかもしれません。普通では経験しないことを今年はたくさんしたので、そうした経験を活かして来年につながればと思います」
小澤正弘総監督
「年々クルマの性能が上がっている実感はありますが、今年はチャンピオンを取った年より約100kg重い状態からのスタートでしたので、全てに負担がかかる状況です。ブレーキも厳しいし、燃費も悪くなります。そうしたハンデに対応していくのが我々の仕事なのですが、すべてが噛み合う状況にまで持っていくことができませんでした。それでもチームがバラバラになることなく、常に足元を疑いながらお互い仕事ができたので、来年は心機一転、勝負ができる年にしたいと思います。今年1年不甲斐ないレースが多く、ファンの方の期待に応えられずに申し訳ありませんでした。それでも応援を続けていただいたみなさんには感謝いたします。来年も引き続き我々の背中を押していただけると嬉しいです」
「年々クルマの性能が上がっている実感はありますが、今年はチャンピオンを取った年より約100kg重い状態からのスタートでしたので、全てに負担がかかる状況です。ブレーキも厳しいし、燃費も悪くなります。そうしたハンデに対応していくのが我々の仕事なのですが、すべてが噛み合う状況にまで持っていくことができませんでした。それでもチームがバラバラになることなく、常に足元を疑いながらお互い仕事ができたので、来年は心機一転、勝負ができる年にしたいと思います。今年1年不甲斐ないレースが多く、ファンの方の期待に応えられずに申し訳ありませんでした。それでも応援を続けていただいたみなさんには感謝いたします。来年も引き続き我々の背中を押していただけると嬉しいです」