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RACE REPORT

2026.10.18 - 全日本ラリー選手権第53回 M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ 2026 supported by カヤバ Leg1
新井敏弘はSS2で駆動系トラブルも、新タイヤに好感触
全日本ラリー選手権第8戦「第53回 M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ 2026 supported by カヤバ」は10月17日(土)、競技初日となるレグ1の走行が行われました。SUBARUがサポートするSUBARU TEAM ARAIの新井敏弘/安藤裕一組は、SS2の中盤で駆動系トラブルが発生。原因の究明とダメージの拡大を防ぐため、SS2後にこの日の走行を取りやめました。

全日本ラリー選手権カレンダーのなかでも長い歴史を誇るこの大会は、例年、秋の岐阜県高山市を舞台に行われるおなじみのイベント。高山市の位山交流広場にサービスパークが設置され、周辺の山々に設定される林道ステージで争われます。今年も朝、サービスパークをスタートした後、近年恒例となっている高山市役所でのセレモニアルスタートを実施。その後ラリーカーは、高山市の観光スポットとしても人気の高い、古い町並みのなかを移動して、SSへと向かっていきました。

この日は『あたがす(9.53km)』、10年以上ぶりの設定で観戦エリアも設けられた『鳥屋(7.93km)』、アルコピアスキー場での観戦エリアセクションから林道に入っていく『アルコピア‐無数河(6.04km)』を2回ずつ走行する6SS、47.00kmが設定されました。ラリー開催エリアは、早朝は雲が広がっていましたが、徐々に青空が広がりました。SSの路面はほぼドライですが、一部には水が流れているところや落ち葉が溜まっている場所があるほか、グリップ量が大きく変化するトリッキーな区間もあります。ステージごとの特徴が大きく違うため、バランスの取れたセットアップを見いだすことが難しいルート構成となりました。

SUBARU Boxer Rally spec.Zについては、前戦以降のテストで改善の手応えが得られました。一方、新タイヤが投入されたこともあり、新井はラリースタート前日に「データをしっかり持ち帰れるように、攻めるところと攻めないところのメリハリをつけていきたいです」と意気込みを語っていました。

新井はSS1を、新タイヤの感触も確かめながら6番手タイムで慎重に滑り出しました。続くSS2の鳥屋は、このイベントでは久しぶりに登場するステージで、前回使用されていた2013年当時、新井はSUBARU WRX STI R4でヨーロッパラリー選手権に参戦していたため、走行経験のない道でした。このステージの中盤で駆動系トラブルが発生。残念ながら、SSを走り切った後に、この日の走行を断念しました。

■「原因は判明したので明日に向けて準備を進める」

レグ1の午前中に発生したトラブルについて、チームをサポートするSUBARUの嶋村誠は「SS2で駆動系にトラブルが発生してしまいました。異音も出ているということでしたので、そのまま走行を続けるのは危険であると判断して、サービスに戻す決断をしました。壊れた箇所は分かりましたので、組み換えて修復して、明日はまた走る予定で準備をしています。今回、新しいタイヤが投入されたので、それに合わせてクルマのセットアップも進めてきました。まだ100点ではないのですが、かなりいいフィーリングではあります」と説明しました。

競技最終日となる18日(日)は、この大会では例年設定されている『駄吉上り(5.38km)』、『青屋下り(8.86km)』、土曜日のステージを逆方向に走行する『無数河‐アルコピア(6.05km)』を2ループする計6SS、40.58kmが設定されています。SUBARU Boxer Rally spec.Zの奮闘に応援をよろしくお願いします。

2026.10.13 - 全日本ラリー選手権第8戦 第53回 M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ 2026 supported by カヤバ プレビュー
SUBARU Boxer Rally spec.Z、伝統の一戦へ
SUBARU Boxer Rally spec.Z、伝統の一戦へ

10月16日〜18日にかけて、岐阜県高山市を拠点とした全日本ラリー選手権第8戦『第53回 M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ 2026 supported by カヤバ』が開催されます。そのタイトルが示すとおり、現在行われている全日本ラリー選手権のなかでは最も古い歴史を持つ伝統の一戦です。舞台となるのは高山市南西部の山岳エリア。曲がりくねったターマックは季節によって落ち葉に覆われている箇所も多く、一瞬の油断も許されない緊張感の高い戦いが繰り広げられます。

SUBARU Boxer Rally spec.ZでエントリーするSUBARU TEAM ARAI(新井敏弘/安藤裕一組)は、前戦の福島伊達でセットアップに大きな手応えを得ており、今大会から導入される新しいヨコハマタイヤへの合わせ込みを集中的に行っています。ラリーウィークに入ってからもテストが予定されており、新タイヤの長所を引き出すセットアップを探っていきます。

ラリーは「高山市位山交流広場(道の駅モンデウス飛騨位山)」の駐車場に設けられたサービスパークを拠点とし、初日の17日(土)に6SS、最終日の18日(日)にも6SSを実施。合計12SS、SS距離87.58kmでタイムを競います。いずれのSSも山岳地帯を舞台とするため、天候は崩れる傾向が強く、特に濡れた落ち葉や滑りやすいコケ、山から流れ出る水などへの対処が求められます。

競技初日はSS1/4『あたがす(9.53km)』、スタート地点に観戦エリアが設けられたSS3/6『アルコピア-無数河(6.04km)』のほか、今大会では10年以上ぶりに使用するSS2/5『鳥屋(7.93km)』がコースに組み込まれました。中高速コーナーの多いステージで、ここには特別観戦エリアも設けられます。競技2日目は昨年と逆方向に走行するSS7/10『駄吉上り(5.38km)』とSS8/11『青屋下り(8.86km)』、フィニッシュ地点に観戦エリアが設けられたSS9/12『無数河-アルコピア(6.05km)』という構成です。全般的にスムーズなコーナーが連続し、大きなタイム差がつくようなコーナーが少ないこともあり、過去の大会でも秒差の接戦が繰り広げられてきました。また、SSはいずれも10kmを下まわっており、ひとつのミスも許されない点も、このラリーを難しいものとしている要因と言えるでしょう。


■整いつつあるセットアップで狙う表彰台

ラリーは17日(土)、高山市役所でセレモニアルスタートを実施。江戸時代の風情ある古い町並みなどを通過するリエゾン(写真)のルートは大会公式サイトで公開されているため、シャッターチャンスを狙う人はチェックを。「高山市位山交流広場(道の駅モンデウス飛騨位山)」のサービスパークと、同会場で18日(日)に行われるセレモニアルフィニッシュは、無料で見学することができます。SS観戦エリアはSS2/5『鳥屋』のほか、SS3/6『アルコピア-無数河』およびSS9/12『無数河-アルコピア』に設定されます。スペシャルステージの観戦にはチケットが必要になりますので、詳細は大会公式サイトでご確認ください。

SUBARUがサポートする新井/安藤組は引き続きJN-1クラスに参戦します。SUBARU Boxer Rally spec.Zは、新たなタイヤを得てセットアップを進め、表彰台を目指します。なお今大会では、全日本選手権とオープンクラスに計6台のSUBARU車が出場予定です。各クラスでのSUBARUユーザーの走りに、ぜひご注目ください。

●第53回 M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ 2026 supported by カヤバ
https://mcsc-rally.net/highland-masters


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