2016.05.15 - TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 第3戦SUGOラウンド ・レースレポート
クラブマンシリーズで手塚祐弥が見事2位表彰台を獲得

レースを観戦するには、アップダウンがあるので、一カ所から複数のコーナーを見渡すことができます。また上り坂を力強く上がっていくフィーリング、下り坂のブレーキングでのシビアな動きなど、十分に感じることができることでしょう。
ドライバーにとっては、他のサーキットよりも大きなバンク角と、滑らかな路面が特徴となります。この特性を上手く利用して走ることが、速さを引き出すために必要です。
群馬に近く、積雪地の東北ということもあり、SUBARUファンやSUBARUユーザーが多く、今回のレースへのエントリーでもSUBARU BRZの数が過去最大という盛り上がりを見せました。
レースへのエントリーは、プロフェッショナルシリーズが37台、クラブマンシリーズが41台となりました。そのうちSUBARU BRZ勢のエントリーは、プロフェッショナルシリーズにCG ROBOT RACINGの#87久保凛太郎と#88井口卓人、KOTA-RACINGの#339山下亮生と#611服部晃輔、そして#555今村大輔の5台。クラブマンシリーズには、#4片岡照仁、#12五賀貴男、#14鈴木祐子、#58稲山誠、#65高橋正恭、#66國分友治、#75手塚祐弥、#161桑木英紀、#315舩井俊仁、#336吉田綜一郎、#373小日山典明、#550山口吉明という12台がエントリーしました。
今回のレースでもまた、スバルディーラーから3名のサービスマンが、CG ROBOT RACINGへサポートスタッフとして、モータースポーツの現場に参加しました。宮城スバル・ベストショップ栗生店の山口智也、福島スバル福島店の高野凌太、神奈川スバル相模原南店の山口啓太の3名です。
今回のレースでもまた、スバルディーラーから3名のサービスマンが、CG ROBOT RACINGへサポートスタッフとして、モータースポーツの現場に参加しました。宮城スバル・ベストショップ栗生店の山口智也、福島スバル福島店の高野凌太、神奈川スバル相模原南店の山口啓太の3名です。

決勝レースでは、好スタートを決めた手塚祐弥と吉田綜一郎が先頭グループの中でレースを戦いました。手塚祐弥は2位に順位を上げトップをピタリとマークして迫ったものの、オーバーテイクすることは難しく、2位でチェッカーフラッグを受けました。手塚祐弥は参戦しなかった第2戦を挟み、連続の表彰台。SUBARU BRZとしては、2014年最終戦の元嶋祐弥以来の2位表彰台の獲得ということになりました。
吉田綜一郎もトップグループでレースを進めて、見事に4位でフィニッシュ。山口吉明は13位、舩井俊仁が16位、五賀貴男が21位、稲山誠が24位、鈴木祐子は27位、高橋正恭は28位、國分友治が32位、桑木英紀が33位、片岡照仁が35位となりました。
2位表彰台を獲得した手塚祐弥のコメント
「前の2台が早めに仕掛けるだろうと思って、その時に狙っていました。それで2位に上がれたんですが、トップのマシンはタイムも落ちていたんですが抜くことはできませんでした。開幕戦が3位で、今回が2位。次は優勝しかないですね!」。

決勝レースでは久保凛太郎がスタートで4位に上がり、先頭グループでレースを進めました。しかしオーバーテイクすることはできず、4位でチェッカーフラッグを受けました。あと一歩、表彰台には届きませんでした。
予選7位の井口卓人はセカンドグループに入ってしまい、その集団の中での争いとなり、順位を何度も入れ換えながら、最終的に8位でゴールしました。また山下亮生は28位となりました。
4位となった久保凛太郎のコメント
「このチームとしてはベストリザルトですけど、まだ喜べないですね。もう少しで表彰台だったわけですから。前の2台のベテランドライバーはやっぱり上手いし、ボクがそこでオーバーテイクを組み立てる技はなかったですね。まだまだ経験不足なんです。前の2台のバトルで、ボクにチャンスが来るのを期待していたんですが、チャンスは来ませんでしたね。次の富士は表彰台に乗ったこともあるんですが、狙っていきたいと思います」。
次回第4戦は、6月4日〜5日、静岡県富士スピードウェイで開催されます。