86/BRZ

REPORT

  • Rd1
  • Rd2
  • Rd3
  • Rd4
  • Rd5
  • Rd6
  • Rd7
  • Rd8
  • 特別戦

RACE REPORT

2016.10.02 - TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 第5戦 十勝スピードウェイプレビュー・レースレポート
井口卓人ついに待望の初優勝を飾る! BRZのプロ初勝利はポールトゥウィン
ついにこの日がやってきました。TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Raceプロフェッショナルシリーズで、SUBARU BRZが初優勝を遂げました! 日本のトップドライバー達が競うプロフェッショナルシリーズで、#88井口卓人が表彰台の頂点に立ったのです。しかも、その勝利はポール・トウ・ウィンとファステストラップも同時に手にした、完全勝利でした。現在、スーパーGTのGT300クラスでポイントリーダーとして大活躍を見せる井口卓人。86/BRZ Race参戦2年目で、本来の速さを見せたといっていいでしょう。
10月1日(土)、十勝スピードウェイで第5戦が開催されました。涼しい秋の風が吹く北海道。北の大地は、日が落ちれば、肌寒さを感じる季節です。翌日の第7戦と合わせて2連戦となることもあり、ドライバーやチームは当然力が入ります。2連戦だからエントリーした、というチームも少なくありません。その寒さを感じさせないほど、サーキットは熱い空気に包まれていました。今回のエントリーは、クラブマンシリーズが23台、プロフェッショナルシリーズが29台の、合計52台です。そのうちBRZ勢はのエントリーは、クラブマンシリーズが6台、プロフェッショナルシリーズが3台、合計9台です。
午前中に行われたクラブマンシリーズの予選、シリーズランキング2位に付ける#75手塚祐弥は、わずか0.09秒及ばずに予選2組。若手#336吉田綜一郎は不本意な11位、#315舩井俊仁は16位、#14鈴木祐子が19位、#161桑木英紀が20位、そして#4片岡照仁が22位となりました。手塚祐弥にとっては、ライバルに勝利を許せば自動的にシリーズチャンピオンが決まってしまう重要なレース。何としても自分が勝利することでチャンピオン決定を阻止したい。午後の決勝レースでは、スタートを上手く決めたものの、トップに立つまでには届かない。その後ジリジリと差は拡がり、6周目終了時点では1.932秒の差となりました。しかし後半は手塚祐弥のペースが上回り、徐々に迫ります。残り2周の時点で、その差は0.263秒のテール・トゥ・ノーズ。しかしオーバーテイクすることはできず、2位でチェッカーフラッグを受けました。吉田綜一郎は9位、舩井俊仁は13位、桑木英紀が16位、鈴木祐子が17位、そして片岡照仁が20位となりました。
クラブマンシリーズ決勝レースで2位を獲得した手塚祐弥のコメント
「残念ですね。このコースは抜き所が無くて、オーバーテイクすることができませんでした。昨日の走行でタイヤが厳しくなった時の走らせ方をいろいろと試していたので、レース後半のタイムの落ちは少なかったんですが……」。

今回のレースにも、スバルディーラーから選抜された3名のサービススタッフが、CG ROBOT RACING TEAMに参加しました。東京スバル練馬店の北直哉さん、青森スバル八戸類家店の小向涼太さん、大阪スバル和歌山店の小杉翔さんです。
プロフェッショナルシリーズには、CG ROBOT RACINGから#87久保凛太郎と#88井口卓人、Profi Racingから#555今村大輔の3名がエントリーしました。予選では、あえて後半に勝負をかけた久保凛太郎と井口卓人が最後にタイムアタックに入りました。そこで井口卓人が2位、久保凛太郎が9位、そして今村大輔が22位となりました。今回のレースでは前戦のペナルティによってスターティンググリッドが降格されるドライバーが12人も居ました。その結果スターティンググリッドは、井口卓人がポールポジション、久保凛太郎が6番手、今村大輔が15番手となりました。BRZ初のポールポジションを獲得したのです。決勝レースでも井口卓人の速さは見事に発揮されました。3周目で1.042秒、6周目に1.905秒と、後続のマシンを少しずつ、しかし確実にリードを拡げていきます。チームメイトの久保凛太郎は6位を走行。4位争いをする集団の中でポジションアップを狙っていました。しかし8周目の最終コーナーで接触を受けてコースアウト、そのままマシンを停めリタイヤとなってしまいました。 井口卓人は安定した走りを見せ、全く危なげなくBRZ初優勝をポール・トゥ・ウィンで達成しました。今村大輔は13位を獲得しました。
プロフェッショナルシリーズ決勝レースで優勝した井口卓人のコメント
「本当に嬉しいですね。金曜日まで好調でも、予選が上手くいかないことが多かったんですけど、今回は予選が上手くいって、決勝レースのスタートも良くて、そのままの調子で優勝することができました。チームの皆の頑張りが報われたと思います」。

2連戦となる第7戦十勝スピードウェイは10月2日(日)、同じように予選決勝が行われます。
  • Facebook
  • Twitter
  • YouTube
  • UStream
  • ニコニコチャンネル
Scroll to top