2016.10.03 - TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 第7戦 十勝スピードウェイ・レースレポート
ポールポジション獲得も2連勝はならず、井口卓人惜しくも2位表彰台に立つ
TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 第7戦が10月2日(日)、北海道・十勝スピードウェイで開催されました。前日に引き続きの連戦となります。それだけに前戦のデータがレースを左右する可能性が高く、速さを見せつけたドライバーはそのままの勢いでレースに望むことになります。レースとしてはそれぞれが独立したワンデーレースだというものの、レースは確実につながっていました。SUBARU BRZとして、プロフェッショナルシリーズ初勝利を挙げた#88井口卓人もまた、その速さを勢いを生かすべく、第7戦に望みました。
今回のエントリーは、クラブマンシリーズが23台、プロフェッショナルシリーズが29台の、合計52台です。そのうちBRZ勢はのエントリーは、クラブマンシリーズが6台、プロフェッショナルシリーズが3台、合計9台です。BRZ勢は前日の第5戦と全く同じメンバーということになりました。午前中に行われたクラブマンシリーズの予選、前日予選・決勝とも2位となった#75手塚祐弥は、ライバルがタイムアップする中、前日のタイムに届かずに予選3位。じつは予選走行中に、前戦で他車と接触した時にリヤサスペンションを破損していたことが判明し、100%の状態でのタイムアタックができなかったのが伸び悩んだ原因だった。このトラブルはパーツも、修理するための時間もなかったため、応急処置でレースを迎えることになってしまいました。その他のドライバーの予選結果は、#336吉田綜一郎は8位、#315舩井俊仁は13位、#14鈴木祐子が18位、#161桑木英紀が19位、そして#4片岡照仁が21位となりました。全員が少しずつポジションアップしており、とくに吉田綜一郎には上位入賞が狙えるポジションとなりました。決勝レース、手塚祐弥はスタートを決めますが、しかし予選順位のままレースが進みます。オーバーテイクポイントのない十勝スピードウェイでは、順位が入れ代わるのは、大きなミスが前提条件にもなりますが、そう簡単に大きなミスは生れません。レース中盤で4位のマシンから激しいアタックがありましたが、これを手塚祐弥は上手く対応。逆に引き離す結果になりました。それでも2位のポジションを射止めることはできず、結局3位でレースを終えました。吉田綜一郎は6位、舩井俊仁は12位、鈴木祐子は17位、桑木英紀は19位、片岡照仁が21位となりました。
クラブマンシリーズ決勝レースで3位を獲得した手塚祐弥のコメント
「足回りにトラブルがあって、ネジ切れるくらい強いトルクで締めて無理矢理留めてもらったんですが、3周目くらいからそれも意味がなくなっていました。それを考えると3位という結果には満足しています」。
「足回りにトラブルがあって、ネジ切れるくらい強いトルクで締めて無理矢理留めてもらったんですが、3周目くらいからそれも意味がなくなっていました。それを考えると3位という結果には満足しています」。
プロフェッショナルシリーズには、CG ROBOT RACINGから#87久保凛太郎と#88井口卓人、Profi Racingから#555今村大輔の3名が参戦しました。
その予選、前戦でポールポジションを獲得した井口卓人が、その速さで2戦連続のポールポジションを獲得。抜き所のないコースということもあって、2連勝への期待が大きく膨らみました。久保凛太郎は6位、今村大輔は20位となりました。決勝レースでは素晴らしいスタートを決めた井口卓人がダッシュに成功、1周目で1秒以上のアドバンテージを作ります。しかし5周目くらいから少しずつペースが悪くなってしまい、9周目にオーバーテイクを許してしまいます。結局2位でゴールしました。
激しい中盤の混戦でレースを戦った久保凛太郎は、最終的に7位。今村大輔は18位となりました。
プロフェッショナルシリーズ決勝レースで2位を獲得した井口卓人のコメント
「スタートはとても上手くいったんですが、途中からリヤタイヤのグリップが苦しくなってしまって、ペースが悪くなってしまいました。昨日からセッティングなど、全く変えていないんですが、何かが変わってしまっていました。連勝できなくて、残念です」。
「スタートはとても上手くいったんですが、途中からリヤタイヤのグリップが苦しくなってしまって、ペースが悪くなってしまいました。昨日からセッティングなど、全く変えていないんですが、何かが変わってしまっていました。連勝できなくて、残念です」。
次戦は今シーズン最終戦となる第8戦鈴鹿サーキット、10月29日(土)〜30日(日)に開催されます。