2017.04.30 - 2017年全日本ラリー選手権第3戦 久万高原ラリー デイ2
新井敏弘/田中直哉が今シーズン最上位の2位獲得
4月30日(日)、全日本ラリー選手権第3戦「久万高原ラリー Supported by Sammy」はすべての競技を終了し、SUBARU WRX STIの新井敏弘/田中直哉が今シーズン最上位となる2位入賞を果たしました。2日目に再出走を果たした勝田範彦/石田裕一は、デイポイント1点を獲得してラリーを終えました。

2位に入った新井は、「2位まで上がることができた点は良かったですが、最初からこのペースで走れていれば、いい勝負ができたと思うと残念ですね。ここまで厳しい状況が続いていましたが、今後も挽回できるよう頑張ります」と、久々の上位フィニッシュに笑顔を覗かせました。1点を追加した勝田は、ラリーを振り返って次のようにコメントしています。 「トラブルもありましたが、自分自身も反省点の多いラリーでした。シーズンはまだこれからですから、気持ちを切り替えて頑張ります」
また、今回のラリーにSUBARU BRZで参戦した鈴木尚/島津雅彦は、JN2クラスの2位を獲得しています。

担当車両:富士スバルアライモータースポーツWRX
三枝 龍弘(みえだ たつひろ)29歳
広島スバル株式会社 東雲店 サービス歴9年
三枝は、入社したきっかけのひとつが、ラリーが好きだったことだと言います。
「私が入社した当時、SUBARUはすでに WRC活動をしていないかったこともあり、私自身も少しラリーから遠ざかっていました。しかし数年前に全日本ラリー選手権において、このような機会があることを知り、ディーラーメカニックに応募しました。今回、派遣メカニックに選ばれて、本当にうれしかったです」
「実際にラリーに参加して、あらためてチームワークの大切さを実感しました。アライ・モータースポーツのメカニックの皆さんは、作業をするうえで呼吸が完璧に合っています。我々ディーラーメカニックもお互いに話し合って、作業に参加しましたが、あらためて声を掛け合うことが重要なのだと理解しました。現在、会社としても『お客様をお待たせしない取り組み』を進めています。段取りをしっかり組み、チームワークを高めるうえで、今回の経験は本当にためになりました。また、チームのメカニックの方が想定外の要求にも、迅速かつ的確に対応していたことが印象に残っています。その場で正確な判断を下すためにも、普段から段取りよく取り組む必要があるんですね」と、今回のラリーに参加して気がついた点を語ってくれました。
「トップドライバーの新井敏弘選手のチームで作業するなど、願っていてもなかなかできないことです。チームのメカニックの皆さんも気さくで、本当に楽しく作業が進められました。正直、ラリーの前日は緊張でなかなか眠れませんでした(笑)。でも、実際に参加してみると、とにかくすべての作業に集中することが精一杯。あまりにも集中していたからでしょうね、夜はぐっすり眠れました。また機会があれば、ぜひ参加したいです」