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RACE REPORT

2017.09.17 - 2017年全日本ラリー選手権第7戦 RALLY HOKKAIDO デイ2
SUBARU WRX STIが表彰台を独占
2017年全日本ラリー選手権第7戦RALLY HOKKAIDOは9月17日(日)にすべての競技を終了し、SUBARU WRX STIの新井敏弘/田中直哉が今シーズン2度目の優勝を果たしました。2位は勝田範彦/石田裕一、3位に鎌田卓麻/市野諮という順位となり、SUBARU勢が表彰台を独占する活躍を見せました。今回のラリーで得点を重ねた勝田はチャンピオン獲得に向けてリードを拡げています。
新井がリードを拡大して今シーズン2勝目を獲得
競技最終日となる17日(日)は、SS12〜SS18の計7SSが予定されていましたが、SS14「NEW ASHORO LONG」でのトラブルにより、再走ステージとなるSS17がキャンセルされ、6SSでの戦いとなりました。前日までの段階で、上位3名のSUBARU勢にはそれぞれ大きな差が開いていますが、新井と鎌田はデイごとの上位走車に与えられるデイポイント獲得を目指し、アタックを続行。総合順位の変動はありませんでしたが、6SSのうち3カ所ずつでSSベストタイムを獲得する僅差の好バトルを披露しました。総合2番手を走行する勝田は順位を確実なものとすべく堅実なペースで走り切り、2位の座を守ることに成功しました。

第5戦モントレー以来となる勝利を挙げた新井は、「クルマの状態が100%ではないなかで、大きなトラブルがなかったのは良かったです。でも、もう少し色々なことをしっかりとやらないと、もっと差をつけて勝つことはできませんね」と、ラリーを終えて気を引き締め直すコメント。8度目のチャンピオン獲得に向けて大きな弾みをつけた勝田は、「完走できて本当にホッとしていますが、自分の思ったとおりの走りができなかったことが反省点。次のターマックでは気持ちを切り替えて頑張ります」とシーズン残りの2戦に向けて意気込みを語っています。諦めずに走り続けた鎌田は「序盤のパンクもあり3位となりましたが、それでも去年の3位とは内容がまったく違います。攻めた結果なので、満足しています」と笑顔でラリーを振り返りました。

SUBARUはサービスパークの設置された北愛国交流広場で、グッズ販売とSUBARU WEB COMMUNITY「#スバコミ」のモータースポーツ応援プロジェクト2017を実施しました。そのほか新井のラリーカーと、鎌田のダートトライアル車両の2台を展示。新井のラリーカーは先日発売された新型WRX STIをベースとしたもので、多くの注目を集めました。
ディーラーメカニックコメント「1秒1秒がとても大事で、気迫もすごい」

担当車両:富士スバルアライモータースポーツWRX
荒川 富也(あらかわ とみや) 30歳
東京スバル株式会社 三鷹店 メカニック歴10年

派遣プロジェクトに応募したきっかけは、先輩の社員から参加の経験談を聞いたことだという荒川。「会社にはニュルブルクリンク24時間レースでのメカニックを経験した先輩もいまして、普段の整備の仕事とは違った経験ができ、やりがいもあると聞いていたので応募しました。ラリーはこれまでTVで見たことがあるくらいでしたが、実際に参加してみるとすごい世界ですね。夜遅くまで作業しますし、朝も早いですし。それに、作業時間が厳密に決められているので、1秒1秒がとても大事です。だから気迫もすごい。優勝のかかったチームなので緊張感やプレッシャーもありますが、それも含めてやっていかなければと思いながら作業していました」

参加してみて印象に残ったことは、「やはり普段の整備とは作業環境が大きく違いますね。リフトなんてありませんし、使える工具も限られてきます。そういう意味では事前準備の大切さを強く感じました。その重要性についてなど、会社に戻ったら周囲に伝えられると思います。また、私は普段お客様とお話しすることも多いので、興味を持っていただくきっかけ作りとしても、今回の体験はかなり有意義なものになったと思います」
次戦は10月13日(金)〜15日(日)に開催される第8戦「第45回 M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ 2017 Supported by Sammy」(岐阜県高山市)です。今年で45回目を迎える歴史あるラリーで、近年ではターマック(舗装路)ラリーとして開催されています。サービスパークは市内のモンデウス飛騨位山に設けられ、ひだ舟山スノーリゾートアルコピアには観戦用スペシャルステージが設置される予定です。

チャンピオン獲得にいよいよ王手をかけた勝田、ラリー北海道からの連勝を狙う新井、前年度のラリーハイランドマスターズで勝利を挙げている鎌田らSUBARU勢の好走にご注目ください。
2017.09.16 - 2017年全日本ラリー選手権第7戦 RALLY HOKKAIDO デイ1
SUBARU WRX STIの3台がトップ3を独占
2017年全日本ラリー選手権第7戦「RALLY HOKKAIDO」は、9月15日(金)と16日(土)のデイ1を終了し、SUBARU WRX STIの3台が3位までを占める快走を披露しています。総合首位は新井敏弘/田中直哉、2番手には勝田範彦/石田裕一、3番手は鎌田卓麻/市野諮という順位で17日(日)のラリー最終日へと向かいます。
サバイバルラリーのなか、抜け出したSUBARU勢
ラリーは北海道帯広市を拠点として、15日(金)夕方のセレモニアルスタートで開幕しました。この日はサービスパークに隣接したSS1「SSS Sammy SATSUNAI」のみの実施となりましたが、鎌田はここでベストタイムを獲得し、16日(土)から始まる本格的な林道SSに向けて、幸先の良いスタートを切りました。鎌田は翌日のSS2「RIKUBETSU LONG」もベストタイムをマークしますが、続くSS3「KUNNEYWA」で左フロントタイヤをパンク。ステージの残り距離を考えSS中にタイヤ交換を実施したため大きくタイムをロスしてしまいます。代わってトップに立ったのは新井。SS2番手の勝田を34.3秒引き離す圧倒的なベストタイムで、底力を見せつけます。

併催されるアジア・パシフィックラリー選手権を含め、リタイアが続出するサバイバルラリーとなった状況のもと、新井はその後もリードを拡大。16日(土)最後のSS11を終えた段階で、2番手の勝田に1分12秒6という差をつけています。「KUNNEYWA(SS3)は狭くてある程度リスクがあるので、午前中はここで差をつけることを考えていました。クルマのバランスはいいですね。明日も集中力を切らさないようにいきます」と新井はこの日を振り返りました。

2番手の勝田は「順調です。午後のSSで足まわりにダメージがありましたが、2番手で戻ってこられてよかったです。明日もこのペースをしっかり守ります」とコメント。大きく遅れながらも粘り強い走りで3番手まで浮上した鎌田は「前半のパンク以外はうまく走れたと思います。まだラリーは90km残っていますから、この後もアタックを続けます」と明日に向けての意気込みを力強く語りました。
新井、ラリー北海道での2年連続優勝を目指す

16日(土)、SUBARUはサービスパークの置かれる北愛国交流広場と陸別オフロードサーキットで物販ブースを展開。さらにSUBARU WEB COMMUNITY「#スバコミ」のモータースポーツ応援プロジェクト2017を実施しています。巨大フラッグに選手へ送る応援メッセージを書いていただくと『SUBARU モータースポーツ応援プロジェクトシール』を、SNSで競技の様子を投稿&シェアしてくださった方には『応援プロジェクト手旗』をプレゼントしています。そして今回#スバコミにご入会いただいた方には『SUBARUフェイスシール』を入会特典としてご用意しています。陸別オフロードサーキットでは巨大フラッグへの応援メッセージをたくさんいただきました。SUBARUは引き続き17日(日)にも北愛国交流広場でブースを展開するほか、車両展示も行ないます。
競技最終日となる17日(日)は、SS12〜SS18の計7SS。特に「NEW ASHORO LONG(SS14/17)」は29.11kmの大会最長距離を誇るSSで、勝負どころとなることは間違いないでしょう。SS12「OTOFUKE REVERSE」は午前6時にスタート予定。ラリー北海道での2年連続優勝を射程圏内に捉えた新井、選手権リーダーの座を盤石なものとしたい勝田、そして前戦ラリー洞爺からのいい流れを維持したい鎌田、SUBARU勢それぞれの力走にご注目ください。
2017.09.11 - 2017年全日本ラリー選手権第7戦 RALLY HOKKAIDO プレビュー
シーズン最大、最長のスケールを誇る1戦
2017年シーズンの全日本ラリー選手権第7戦「RALLY HOKKAIDO」が9月15日(金)〜17日(日)に開催されます。RALLY HOKKAIDOは前戦のラリー洞爺と同様のグラベルラリーで、走行距離が長いため獲得ポイントには係数2.0がかけられます。選手権争いの行方を左右する非常に重要な1戦です。
距離が延長され、より見応えのある戦いに

ラリーは、帯広市を拠点として総走行距離971.10km、スペシャルステージ(SS)距離222.35kmで行なわれます。昨年より1週間早い9月中旬の開催となる今年は、総走行距離・SS距離ともに大きく延長され、見応えのあるバトルが繰り広げられることが期待されます。特に16日(土)の「KUNNEYWA(SS3/8)」と、17日(日)の「NEW ASHORO LONG(SS14/17)」はいずれも30kmに迫る長距離SSであり、重要な勝負どころとなりそうです。
SUBARU勢は、JN6クラスにランキング首位の勝田範彦/石田裕一、同3番手の新井敏弘/田中直哉、前戦ラリー洞爺でシーズン初優勝を挙げた鎌田卓麻/市野諮のほか竹内源樹/加勢直毅ら計5台が参戦。JN4クラスにもSUBARU BRZが出場します。また、RALLY HOKKAIDOは国際格式ラリーとの併催となるため、参加選手・車両ともバラエティに富んだものとなっている点も見どころのひとつと言えるでしょう。ラリー全体では計15台のSUBARU車が北の大地を疾走します。迫力ある走りにご注目ください。
サービスパークにはSUBARUブースを出展

ラリーは15日(金)の午後4時45分、サービスパークでのセレモニアルスタートで幕を開けます。午後6時には、そこから徒歩でアクセスできる特設ステージ「SSS Sammy SATSUNAI 1」がスタート。16日(土)には10SS、17日(日)に7SSを走行する計18SSで争われます。観戦用のギャラリーエリアは「SSS Sammy SATSUNAI」を含む5箇所に設けられており、特に16日(土)の「RIKUBETSU LONG(SS2/6/7)」が行なわれる陸別オフロードサーキットではコース内に6カ所の観客エリアが設定されているので、思い思いの場所で観戦することが可能となっています。観戦券はラリー北海道大会事務局(店頭/通信販売)のほか、全国のセブンイレブンでも購入可能。SS1と北愛国サービスパークは無料で観ることが可能となっています。
SUBARUは、北愛国サービスパークと陸別オフロードサーキットにブースを出展します。各種SUBARUグッズを販売するほか、北愛国サービスパークでは車両展示も行ないますのでぜひご来場ください。また、大会公式イベントとして帯広市内での沿道応援(16日のみ)が行なわれるほか、足寄町の道の駅「銀河ホール21」および本別町の道の駅「ステラ本別」でラリーパーク(沿道応援、レプリカ車両展示)が実施される予定となっています。

ラリーのセレモニアルフィニッシュは、サービスパークにて17日(日)の午後5時17分より実施予定です。詳しいイベント内容や観戦方法、注意事項などの情報は主催者の公式ウェブサイトでご確認ください。

RALLY HOKKAIDO
http://www.rally-hokkaido.com/jp/

RACE RESULT

2017.09.17 -
第7戦 RALLY HOKKAIDO
総合順位 クラス順位 No. ドライバー コ・ドライバー 車両名 クラス DAY1 DAY2 総合
1 1 53 新井 敏弘 田中 直哉 富士スバルアライモータースポーツWRX JN-6 1:13:18.9 0:42:27.8 1:55:46.7
2 2 51 勝田 範彦 石田 裕一 ラックSTI 名古屋スバル DL WRX JN-6 1:14:31.5 0:43:11.7 1:57:43.2
3 3 54 鎌田 卓麻 市野 諮 SYMS DL TEIN WRX STI JN-6 1:15:57.9 0:42:33.1 1:58:31.0
4 4 55 福永 修 齊田美早子 555☆OSAMU・F☆DLランサー JN-6 1:18:00.5 0:44:26.0 2:02:26.5
5 5 58 徳尾慶太郎 石田 一輝 クスコDLitzzフォルテックランサー JN-6 1:20:47.1 0:45:52.7 2:06:39.8
6 6 57 堀田 信 馬瀬 耕平 DL itzz MAP ランサー JN-6 1:21:22.3 0:45:39.4 2:07:01.7
7 1 62 小濱 勇希 馬場 雄一 KYB DUNLOP DS3R3 MAX JN-5 1:22:21.1 0:49:07.2 2:11:28.3
8 7 61 西 隆司 丸山 晃助 RスポーツWESTランサー JN-6 1:24:09.6 0:49:12.6 2:13:22.2
9 1 80 石田 雅之 遠山裕美子 TRDプロクル86 JN-2 1:25:44.5 0:48:46.3 2:14:30.8
10 1 73 天野 智之 井上裕紀子 豊田自動織機・DL・ヴィッツRS JN-3 1:26:27.1 0:49:08.4 2:15:35.5
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