86/BRZ

REPORT

  • Rd1
  • Rd2
  • Rd3
  • Rd4
  • Rd5
  • Rd6
  • Rd7
  • Rd8
  • Rd9

RACE REPORT

2017.09.03 - TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race第6大会 富士スピードウェイ(第7戦)
井口卓人、手塚祐弥ともに決勝レース8位に終わる
今シーズン2度目の富士開催。TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2017 第6大会 第7戦は、86&BRZにとってホームコースともいえる富士スピードウェイで9月1日〜2日、開催されました。夏休み開け最初の週末でしたが、多くの観客が夏の終わりの激しいバトルを楽しみに、サーキットを訪れました。 天候不順もあって雨が多く、ジメジメとした蒸し暑さが印象に残った今年も、9月を迎え日が陰ると一気に温度が下がり、肌寒さを感じるほど。そうした温度変化の大きさに、到来しつつあった台風の影響もあり、レーシングドライバーはコンディションの変化に大きな影響を受けることになりました。

エントリーしたのは過去最大の133台。プロフェッショナルシリーズは37台、クラブマンシリーズは96台です。多くのエントリーが集まった場合、クラブマンシリーズは予選上位と下位に分けて、決勝レースが2つ実施されます。しかし今回、富士スピードウェイのフルグリッド45台を、2倍以上上回ったため、予選落ちとなることに。2013年にスタートして以来、コンソレーションレースやレースBを実施してきたため、今回は初の予選落ちということになりました。 SUBARU BRZ勢は、プロフェッショナルシリーズが2台、クラブマンシリーズに9台の、合計11台となりました。
今回のレースでもCG ROBOT RACING TEAMにスバルディーラーからのエンジニアが応援に駆けつけました。通常のプロフェッショナルシリーズだけでなく、スポット参戦のクラブマンシリーズもあったので人数が多く、富士スバル太田店の吉本潤さんと堀永貴さん、神奈川スバル鎌倉店の池田光紀さん、北陸スバル金沢西店の川口恭平さん、静岡スバル掛川店の藪祐哉さん、岐阜スバル各務原店の加藤拓矢さん、名古屋スバル春日井店の佐藤宏樹さん、大阪スバル豊中店の松田直樹さん、以上の8名です。

2組に分かれて行われたクラブマンシリーズ予選では、決勝レースAで、#75手塚祐弥が19番グリッド、#89池島実紅が29番グリッドからのスタート。決勝レースBでは、#64高橋正恭がポールポジション、#373小日山典明が23番グリッド、#14鈴木祐子が26番グリッド、#507羽鳥明が28番グリッド、#555葉賀大輔が31番グリッドからのスタート。#601和氣淳一と#722吉田裕太朗は残念ながら、予選落ちとなりました。
今回初参戦したチームを紹介してみましょう。名古屋・岐阜・三重の東海地区スバルグループを母体とした自動車部チームで、ステアリングを握る#555葉賀大輔も、その自動車部に所属する社員ドライバーだ。昨年自動車部を創設した時から、86/BRZ Raceに参加するのが目標にして、ローカルレースに出場してきたという。もちろん全てのスタッフが60名を数える自動車部から選ばれています。

 今回は初レースということもあり、無傷での完走が目標でしたが、最終的にはレースBで31番グリッドからスタートし、一時33位に順位を落したものの、レースペースは悪くなく、28位で無傷で完走、目標を達成しました。
決勝レースBはポールポジションからスタートした高橋正恭が、3周目まではトップをキープしていたものの、最終的には3位を獲得しました。小日山典明は10位、鈴木祐子は18位、羽鳥明が26位、葉賀大輔が28位となりました。
決勝レースAでは、手塚祐弥が8位、池島実紅が23位と、ともに大きくポジションを上げてフィニッシュしました。

クラブマンシリーズ決勝で8位を獲得した手塚祐弥のコメント。 「昨日の予選はオイルに乗ってしまったので、タイムが出ませんでした。スタート順位が悪かったので、いろいろなセットを試してみようということでやってみたら、レースペースは良かったです。タイヤも最後までタレることなく、全然大丈夫でした。それが結果として19位スタートで8位まで、順位を上げることができました」
プロフェッショナルシリーズの予選は、#88井口卓人が7位、#87久保凜太郎が13位。
決勝レース、井口卓人はポジションをキープしたまま、周囲のマシンとのバトルを展開。しかしなかなかペースが上がらずに苦しい展開になり、結果として8位でゴール。久保凜太郎は少しずつポジションを上げ、最終的には井口卓人の後ろ、9位でゴールした。

プロフェッショナルシリーズ決勝で8位を獲得して井口卓人のコメント。
「クルマのバランスはすごく良くて走りやすかったんですけど、ここ一発の速さというか、前に出る力みたいなものが足りなくて、順位を上げることができませんでした。予選でもそうなんですけど、そこを何とかしないと上位に入るのは難しいですね。まだ今シーズンも残り3レースあるので、巻き返しできるようにガンバリたいと思います」
次戦、第7大会第8戦は9月30日(土)〜10月1日(日)、宮城県のスポーツランド菅生で開催されます。
2017.08.28 - TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2017 第6大会 富士スピードウェイ(第7戦)・プレビュー
まだまだ暑い富士スピードウェイで シリーズ後半戦の火蓋が切られる
TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2017 第6大会は9月1日(金)〜2日(土)、今シーズン2度目の富士スピードウェイでの開催となります。併催されるスーパー耐久シリーズ第5戦が10時間の決勝レースとなるため、今回は金曜日に予選、土曜日に決勝という変則スケジュールとなっています。富士スピードウェイは、関東を代表するサーキットであり、86/BRZにとってはホームコースでもあります。それだけに数多くのドライバーが慣れ親しんでおり、偶然や運で突然上位に進出できるようなことはありません。ダンロップコーナー以降の難しいセクター3の攻略を含めて、しっかりと走り込み、いいセッティングを見いだしたドライバーに上位を走ることが許されます。
8月にはレースがなく、前戦十勝から約1カ月のインターバルがありました。その間に何度もテスト走行するドライバーも居たことでしょう。暑い真夏の路面でテストではタイヤが厳しく、また外気温が高いためにエンジンパワーも低くなり、タイムは出にくくなります。しかし、その厳しい条件だからこそ、しっかりとテストが実施できたドライバーはランクアップが可能になります。とくにタイヤのマネージメントは、まだ暑さが残る9月の富士スピードウェイではとても大切です。
シリーズの中でも、最も多くのエントリーとなる富士スピードウェイでの開催ですが、今回はクラブマンシリーズに96台、プロフェッショナルシリーズに37台の、計133台が参戦することになりました。これは今年6月に行われた第3戦の125台を超えて、このレース過去最高のエントリー台数です。富士スピードウェイのフルグリッドは45台なので、クラブマンシリーズは決勝Aレース、決勝Bレースを合わせても90台ですから、6台が予選落ちとなる計算です。
SUBARU BRZ勢は、クラブマンシリーズが9台、プロフェッショナルシリーズが2台で、計11台が参戦します。 クラブマンシリーズは、#14鈴木祐子、#64高橋正恭、#75手塚祐弥、#89池島実紅、#373小日山典明、#507羽鳥明、#555葉賀大輔、#601和氣淳一、#722吉田裕太朗の9人のドライバーたちです。注目はもちろん、前戦第6戦で今シーズン初優勝を果たしている手塚祐弥でしょう。タイヤマネージメントに何か大きなヒントを得たことが、十勝での優勝につながりました。現在ドライバーズランキングは5位ですが、ここからジャンプアップする可能性を残しています。
プロフェッショナルシリーズは、CG ROBOT RACING TEAMの2台、#87久保凜太郎と#88井口卓人が戦います。ライバルチームが速くなってきた第3戦以降、少し精彩を欠いていましたが、それも少しずつ解消されつつあり、十勝ではトップと遜色ない速さも見せてくれました。シリーズ後半戦の活躍のためにも、富士でまず表彰台をゲットしてもらいたいものです。
  • Facebook
  • Twitter
  • YouTube
  • ニコニコチャンネル
Scroll to top