2017.12.11 - TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race第9大会 富士スピードウェイ(第10戦)・決勝
TGRFの大観衆を沸かせる熱いバトルを制して井口卓人が4位を獲得

大多数のモータースポーツカテゴリーがオフシーズンに入り、国内レースも今回のGR 86/BRZ Raceが締めくくりです。12月のサーキットは寒く、路面温度も低くなります。タイヤがしっかりと性能を発揮する温度まで温まるのかという不安がある一方、寒いことで空気の密度が高まり、エンジンのパワーは高まることが予想できます。

土曜日の朝、7時45分からスタートしたクラブマンシリーズの予選では、タイヤのパフォーマンスに苦しみながらも#75手塚祐弥が1組6位を獲得。同じ1組では#64高橋正恭が22位、#12五賀貴男が36位、#14鈴木祐子が37位、#507羽鳥明が38位。予選2組は、#315舩井俊仁が17位、#89池島実紅が23位、#601鈴木善仁が41位となりました。その結果、手塚祐弥、高橋正恭、舩井俊仁、池島実紅が決勝レースAに進みました。
決勝レースBは、27番グリッドからスタートした五賀貴男が混乱気味のレースを上手く抜け出し、16位でチェッカーフラッグを受けました。しかしレース後に、走路外の追い越しのペナルティを受け、28位へ降格となってしまいました。その他、鈴木善仁が22位、羽鳥明が27位、鈴木祐子が30位となりました。

最終戦に参戦したスバルチームの中から、今回は埼玉スバルファルコンレーシングチームを紹介したいと思います。今シーズンの開幕戦から参戦をスタートさせた埼玉スバルの社内チームも、今回が4回目の参戦となりました。チームは8名全員が社員で構成され、ドライバーも毎戦入れ替わるという、まさにクラブマンチームといった参戦形態です。今回は5名が富士スピードウェイ入りし、#601鈴木義仁がステアリングを握りました。社内では「最大限のサポート」を受けているといい、当然レース活動も出勤扱い。今後、社内でモータースポーツを広めていきたいという。今回のレースでは決勝レースBで36番グリッドからスタートし、22位を獲得しました。

クラブマンシリーズ決勝レースAでリタイヤとなった#75手塚祐弥のコメント
「今日はちょっと残念な結果になりました。右側も、左側も、接触でホイールやサスペンションがダメージを受けてしまい、振動もあって走れるような状況ではなくなってしまいました。今シーズンを振り返ると、ちょっと取りこぼしが多すぎましたね。とくにシーズン前半はマシンの不調もあって、考えていたようなレースをすることができませんでした。去年がシリーズ2位だったので、今年はチャンピオンを狙っていたんですが…」

プロフェッショナルシリーズ決勝レースで4位を獲得した#88井口卓人のコメント

今回のレースでTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race 2017は、全ての日程を終了しました。また来シーズン、どのようなレースが繰り広げられるのか?? どんな新しいチームが登場し、どのドライバーが活躍するのか?? 期待とともに来シーズンの開幕を待ちましょう。SUBARU BRZ勢への応援、ありがどうございました。