2017.10.24 - GRC 第12戦 ポート・オブ・ロサンゼルス
SRTUSAはLAで表彰台を獲得し、2017シーズンを締めくくる
レッドブル・グローバル・ラリークロス(GRC)シーズンの最終第12戦は、10月13日~14日にカリフォルニア州のポート・オブ・ロサンゼルスで開催され、スバル・ラリー・チームUSA(SRTUSA)のパトリック・サンデルが3位表彰台でシーズンを締めくくりました。
週末の天気は、最高気温が28℃と湿度が93%というコンディションになりました。0.654マイル(1.05km)、計11ターンのトラックは、舗道73%、ダート27%で構成され、 ジャンプはダートテーブルトップ式。ジョーカーラップは3ターンの前に設定され、これを使うと1周は0.616マイル(0.99km)に縮められます。10月13日に開催された公式プラクティスでは、SRTUSAのクリス・アトキンソンが6位、サンデルが7位でした。2人ともセットアップに苦労した様子でしたが、このプラクティスで得られたポイントを改良し、予選へと臨むことになりました。
予選ではアトキンソンは7位、サンデルは8位となりました。「トラックに砂がたくさんあったため、最初のグループで走るのは非常に難しかったです。グループでトップのタイムを出せると思っていましたが、少し不具合がありました」とアトキンソン。サンデルも「まだ最適なセットアップを見つけることができておらず、望んでいた結果ではありませんでした。明日はまた違う結果になるはずなので、楽しみにしています」と振り返りました。
14日に行われたヒート1Aでは、アトキンソンとサンデルは順調にスタートを切って2位と3位を走っていましたが、#14 オースティン・ダイン(フォード)がアトキンソンのマシンに激しく衝突。大きなダメージを負うことになりましたが、それでも4位に踏みとどまりました。最終ラップでジョーカーを選んだサンデルは逆転1位。「理想的なスタートではありませんでしたが、その後は良いラップタイムで走行できました。戦略でもよいタイミングでジョーカーを使い、2台をパスすることができ、思い通りの展開になりました」とコメントしました。
14日に行われたヒート1Aでは、アトキンソンとサンデルは順調にスタートを切って2位と3位を走っていましたが、#14 オースティン・ダイン(フォード)がアトキンソンのマシンに激しく衝突。大きなダメージを負うことになりましたが、それでも4位に踏みとどまりました。最終ラップでジョーカーを選んだサンデルは逆転1位。「理想的なスタートではありませんでしたが、その後は良いラップタイムで走行できました。戦略でもよいタイミングでジョーカーを使い、2台をパスすることができ、思い通りの展開になりました」とコメントしました。
アトキンソンはヒート2Aに出場。3番手からスタートしましたが、最初のターンで他車と接触し、マシンにダメージを受けたことでいいラップを刻めず、5位に後退してフィニッシュしました。
ヒート2Bで、サンデルは素晴らしいスタートを見せ、トップの#34 タナー・ファウスト(フォルクスワーゲン)の後ろにつけました。3番手の#41 スコット・スピード(フォルクスワーゲン)も合わせ、上位3台は速い段階でジョーカーラップを選択し、他のライバルたちとの差を広げていきました。サンデルはそのまま2位でフィニッシュ。「今のところ、かなりいい結果を出せていると思います。このままの調子を続けて行ければと思います」とコメントしました。
ヒート3Aでは、3番手スタートのアトキンソンが良いスタートを切ったものの、1台にかわされ4位に後退。その後、1周目の後半でホンダの1台を抜いて3位に戻りました。アトキンソンは2周目にジョーカーラップを選び、2番手浮上。その後でジョーカーラップを使った#93 セバスチャン・エリクソン(ホンダ)の先行を許しましたが、アトキンソンは再びエリクソンを捕まえて2位を奪還しました。「何度も他のマシンと当たりましたが、2位に入ることができました。セットアップがとてもよく機能したので、満足しています」とヒートを振り返りました。
ヒート3Bを3番グリッドからスタートしたサンデルは、1周目の早い段階で劇的なオーバーテイクを披露し、ファウストに次ぐ2位に入りました。最終ラップまでこの順位を守っていましたが、#00 スティーブ・アーピン(フォード)がここでジョーカーを選び、ぎりぎりのところで逆転されてしまいました。3位でフィニッシュしたサンデルは、「このヒートは、いい流れで走ることができました。準決勝と決勝でさらに競争力のあるクルマを持ち込むためには、まだいくつかの微調整が必要ですね」と語りました。
ヒート3Bを3番グリッドからスタートしたサンデルは、1周目の早い段階で劇的なオーバーテイクを披露し、ファウストに次ぐ2位に入りました。最終ラップまでこの順位を守っていましたが、#00 スティーブ・アーピン(フォード)がここでジョーカーを選び、ぎりぎりのところで逆転されてしまいました。3位でフィニッシュしたサンデルは、「このヒートは、いい流れで走ることができました。準決勝と決勝でさらに競争力のあるクルマを持ち込むためには、まだいくつかの微調整が必要ですね」と語りました。
SRTUSAの2台は準決勝Bに登場。サンデルは1位から、アトキンソンは3位からスタートしました。サンデルは2周目にジョーカーラップを選択し、2番手以降との差を広げましたが、レース後半で#41 スピードがジョーカーラップを使ってトップに浮上。サンデルは後続のホンダ勢を抑えて2位を維持し、フィニッシュラインを通過しました。アトキンソンは序盤に#41 スピードにターン1でアウト側に追いやられ、5位でフィニッシュしました。
決勝には、サンデルが2列目イン側から、アトキンソンが4列目のイン側からスタートしました。アトキンソンは3周目までに6位に上がりましたが、4周目に左フロントタイヤがパンクしたため、リタイアとなりました。サンデルは素晴らしいスタートで2位に上がると、トップの#34ファウストを猛追。タイヤの摩耗が進んだ終盤に、僅かにペースが落ちたところでジョーカーラップを選んだ#41 スピードにかわされ、3位でフィニッシュしました。これでサンデルは2戦連続で表彰台を獲得することとなりました。
「いいスタートを切れて、ラップタイムも安定していました。レースの大半はファウストの真後ろに着くことができていましたが、最後の2~3周でタイヤが少し消耗し始め、ペースが落ちてしまいました。終盤にスピードに抜かれてしまいましたが、彼とはそのあともクリーンなレースができて、3位でフィニッシュすることができました。2戦連続で表彰台に乗れましたし、全体的にはいい週末になったと思います。今シーズンのSUBARUとバーモントスポーツカーチームの皆の努力に感謝します。チームは非常にうまく戦えるようになってきました。来シーズンも本当に楽しみにしています」とサンデル。アトキンソンは「非常に波のある1日でした。一生懸命戦いましたが、少し運に見放されてしまいました。かなりいいスタートが切れて6番手まで上がりましたが、タイヤがパンクしてしまいました。僕のその不運以外は、チームとしては4戦連続で表彰台に上がれたのですから、いい週末になりました。来年に向けても非常に良い最終戦になったと思います」と週末を振り返りました。
チーム監督のランス・スミスは、「今シーズン、我々が進歩したことはパフォーマンスが向上したことによって示されましたが、それよりも重要なことは、そのパフォーマンスが安定していたということです。競争力を持っていることに疑いはなく、次のシーズンはもっと高いレベルで初戦から戦います。去年は後ろの方のポジションから前を目指していましたが、今はだいたい3番手ぐらいの位置につけていて、前にいるのはフォルクスワーゲン勢のみです。このオフシーズンには、彼らとの差を縮めることに集中していきたいと思います」とシーズンを振り返りました。
チーム監督のランス・スミスは、「今シーズン、我々が進歩したことはパフォーマンスが向上したことによって示されましたが、それよりも重要なことは、そのパフォーマンスが安定していたということです。競争力を持っていることに疑いはなく、次のシーズンはもっと高いレベルで初戦から戦います。去年は後ろの方のポジションから前を目指していましたが、今はだいたい3番手ぐらいの位置につけていて、前にいるのはフォルクスワーゲン勢のみです。このオフシーズンには、彼らとの差を縮めることに集中していきたいと思います」とシーズンを振り返りました。