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RACE REPORT

2017.05.30 - GRC 第2戦 ルイヴィル・ケンタッキー展示センター特設コースエクスポジション
GRC第2戦でSUBARU WRXがトラブルで悩まされる
レッドブル・グローバル・ラリークロス(GRC)の第2戦は、5月20日(土)〜21日(日)にケンタッキー州のルイヴィルにあるケンタッキーエクスポジションセンターの特設コースで、気温28°C、湿度80%という蒸し暑い天気のなか開催されました。既存のレーストラックの一部を使用した開幕戦メンフィスと違って、今回のトラックはゼロから作られ、10ターン、0.7マイル(1.13km)、路面舗道82.7%、ダート17.3%という構成。ジョーカーラップはターン5と8の間の0.58マイル(0.93km)のショートカットとダートのテーブルトップ型ジャンプが設けられました。メンフィスコースより短く速いストレートがあり、そしてジョーカーラップはかなり短いコースとなりました。
1日目のプラクティスではSUBARUラリーチームUSA(SRTUSA)のパトリック・サンデルとクリス・アトキンソンが、良いタイムでプラクティスセッションをスタートしました。1回目のプラクティスではサンデルが3位、アトキンソンは5位と2人そろってトップ5以内に残っていました。2回目のプラクティスも2位と3位のタイムをマーク。3回目のプラクティスでアトキンソンは自らのベストタイムを書き換えましたが、#34タナー・ファウストのフォルクスワーゲンに2番手を許しました。
予選は、アトキンソンが3番手タイムをマークした一方、サンデルはアンダーステアに苦しみ、8位で終えました。「予選3位は悪くないし、上位に入れて嬉しいです。 フォルクスワーゲン勢からあまり離れてないし、彼らとバトルするのが楽しみです」とアトキンソンは語りました。

ヒート1Aでサンデルは素晴らしいスタートを切り、第1コーナーで2位まで上がると、ホンダの#16オリバー・エリクソンの猛追を始めました。サンデルは2周目にジョーカーラップを選択しましたが、フォードの#00スティーブ・アーピンがジョーカー出口でサンデルをパスし、さらにフォードの#2キャボット・ビガムも最終ラップにジョーカーを選択、サンデルから3位を奪いました。
ヒート1Bでアトキンソンのスタートはやや遅れましたが、1周目にホンダ勢を巧みなパスでかわし3位に浮上、フォルクスワーゲン勢を追い始めました。ホンダ勢の攻撃を追い払い、アトキンソンは3周目でジョーカーラップを選択。2周が残ったところで#34タナー・ファウストをパスするチャンスを生かせず、4位でヒートBを終えます。しかしその後#34ファウストは危険なドライブと判定されて5秒加算のペナルティーが下り、アトキンソンは3位となりました。

ヒート2Aでは、サンデルは好スタートを切り、最初のラップを3位で通過しました。その後ダートでのターン時にアウト側へプッシュされ、一つポジションダウン。その状況から#14オースティン・ダインと#2ビガムのフォード勢を追うことになります。最終ラップでジョーカーを選択しましたが、急にペースダウンしてしまい、#2ダインにかわされ5位でフィニッシュとなりました。その後の調査でサンデルはジャンプの際リアダンパーにダメージを負ったことでペースが落ちたと判明されました。
ヒート2B、アトキンソンはアウト側から抜群のスタートを切りってポジションアップ。さらにジョーカーラップで2台をパスします。その後激しいバトルが展開され2位目前まで迫りましたが、マシンのリアにトラブルが発生し 、5位に後退しました。

デイ2のウォームアップでは、SRTUSAのアトキンソンは3番手、サンデルは7番手と好タイムをマークしていましたが、ともにジャンプでリアダンパー(LHR)を破損。このダンパートラブルを修理するためにチームは懸命に修復作業を行いましたが、予備のダンパーをすべて使ってしまったため、決勝までにサンデルのマシンしか修復することができませんでした。準決勝に出ないと決勝への出走が認められないというGRC規則により、残念ながらチームの週末がここで終わってしまいました。
バーモントスポーツカーチーム社長、ランス・スミスは、次のように語りました。 「プレシーズンに何回もジャンプテストを行いましたが、ここのジャンプ形式は少し状況が違って、思わぬリアのサスペンショントラブルに遭いました。原因はどこにあったか、現時点で思い当たる部分はありますが、これからさらに検証し解決するためにテストを行います。今までこのシーズンを戦うために数百回のジャンプテストを行っており、かなり良いマシンを作り上げた自信を持っていましたが、飛び方や耐久性がテストで証明されたにもかかわらず、こういう結果になったことは本当に悔しく思います。今回、予選3位という結果はけっして悪くはありません。我々のクルマはだんだん速くなり、戦えるようになっています。天気が悪くなっても二人のドライバーはとても良い仕事をしてくれてタイムを縮めました。これから完全なパッケージを見つけるために頑張ります」

RACE RESULT

2017.05.21 - LOUISVILLE, KY
第2戦 ルイヴィル・ケンタッキー展示センター特設コース
POS No. TEAM DRIVER LAPS DIFF TOTALTIME BEST LAP
1 93 Honda Red Bull OMSE Sebastian Eriksson 10 5:38.230 32.804
2 00 Loenbro Motorsports Steve Arpin 10 0.071 5:38.301 32.107
3 41 Volkswagen Andretti Rallycross Scott Speed 10 0.527 5:38.757 32.013
4 34 Volkswagen Andretti Rallycross Tanner Foust 10 0.939 5:39.169 32.059
5 24 Honda Red Bull OMSE Mitchell deJong 10 3.648 5:41.878 32.064
6 14 Rahal Letterman Lanigan Racing Austin Dyne 10 3.649 5:41.879 33.117
7 16 Honda Red Bull OMSE Oliver Eriksson 10 5.131 5:43.361 32.315
8 2 Bryan Herta Rallysport Cabot Bigham 10 6.210 5:44.440 32.620
55 Subaru Rally Team USA Chris Atkinson DNS
18 Subaru Rally Team USA Patrik Sandell DNS
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