2017.06.22 - GRC 第6戦 カナダ航空宇宙博物館/ロッククリフフライングクラブ
ドラマを乗り越えて決勝まで完走

アトキンソンは練習で4位タイムを記録。「クルマのフィーリングは良かったです。4位ですが、昨日優勝した(#00)アーピンとの差は僅かです」と話していました。一方、練習で5位だったサンデルは予選で4位を獲得しました。「3位とは0.03秒ぐらいの僅差です。4位には満足しています」とサンデル。アトキンソンは予選6位でしたが、「セカンドグループで戦うのは悪くありません。いいスタートポジションをとりました」とヒートに向けて前向きにコメントしました。

ヒート1Bにサンデルは5位からいいスタートを切りましたたが、順位を上げることはかないませんでした。サンデルは「いいスタートが切れましたが、2番目のコーナーで#41スコット・スピード(フォルクスワーゲン)にヒットされ芝生に押し出されました。それからポジションを取り戻すには必死に戦わねばならなりませんでした」とレースの展開を振り返りました。

ヒート2BではアトキンソンはP5からスタート。ジャンプのあとヘアピンカーブで#24ミッチェル・デジョン(ホンダ)を抜き4位に上がり、3周が残っているところでジョーカーを選択しました。最終的にアトキンソンは4位でフィニッシュし、次のヒートに向けていいスタートポジションを手に入れました。アトキンソンは「1位フィニッシュできないなら、次のヒートに向けて4位がいいという考えでレースを行いました」と作戦を説明しました。


決勝でアトキンソンはいいスタートを切りました。ホンダのマシンとの接触であわやスピンかと思われましたが、体勢を立て直してヒートを続けました。しかし、今度は#00アーピンのプッシュでタイヤバリアにヒット、転倒。幸い、持ち直した後に走り出すことはできましたが、マシンには大きなダメージを負ってしまいました。その後、レースは赤旗中断に。

決勝後アトキンソンは「クルマは大きなダメージを負ったが、まだ強く走れました。再スタートでもいいスタートができました。チームとしてはちょっと残念な結果でしたがポイントを取れましたし、自分たちに表彰台まで行けるスピードがあることが分かりました。これからも頑張ります」とコメント。サンデルは「求めていた結果ではありませんが、いいペースで走れたしチームのポテンシャルをはっきり見せることができました」と力強く語りました。 バーモントスポーツカーチーム社長ランス・スミスは「今週末、2台共力強く走りましたが、結果クルマは傷だらけです。次のレースまで2週間しか猶予がありませんから米国に戻り次第、頑張って修理しなければいけません。但しチャンピオンシップリーダーと同等のペースで走れているので、だんだんと進歩している事を実感しています。」と週末を振り返りました。