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RACE REPORT

2017.06.12 - GRC 第3戦 トンプソンスピードウェイモータースポーツパーク
ダブルヘッダー1戦目は、2台揃って完走
6月3日(土)〜4日(日)コネチカット州トンプソン市にあるトンプソンスピードウェイモータースポーツパークでレッドブルグローバルラリークロス(GRC)の第3戦が開催されました。

トラック距離は0.895マイル(1.44km)、9ターン、路面が舗装64.6%、ダート35.4%という構成で、2つのストレートと急カーブを合わせて約0.1マイル(0.22㎞)削るジョーカーラップがターン7〜9の間に設定されました。ジャンプはダートテーブルトップでした。週末に向けてパトリック・サンデルは「今週はじめにいいシェイクダウンができて、サスペンションのトラブルを解決することができました。僕はダートが好きなので、トラックにたくさんのダートがあるこのコースは最高です。今週末をすごく楽しみにしています」と話していました。
2日(金)に行われたデイ1のプラクティスの結果は、アトキンソンが3位、サンデルが6位でした。3日(土)のデイ2に行われたウォームアップでは、サンデルがファステストラップを記録し、アトキンソンは3位と揃って好タイムを記録。予選でサンデルは2位、アトキンソンは4位のグリッドを獲得しました。サンデルは「予選の結果に満足しています。昨日いくつかのセッティング変更を試して、今朝どんなセッティングで予選に向かうのかを決定しました。このセッティングがうまくいき、アタックラップにプッシュできました。今回うまくいってスバルは2位まで上げられて嬉しいです」とコメント。アトキンソンは「スバルにとって、予選2位と4位というのはとてもいい結果だと思います。僕とパトリックとの差は0.1秒と非常に僅差でした。 車は確実に速いし、十分戦えます」と語りました。

2台のスバル車は共にヒート 1B に振り当てられました。サンデルはP2ポジション、アトキンソンはP3からスタート。両方もいいスタートを切りましたが、フォードの#00スティーブ・アーピンがターン1のバンクで大きな弧を描く好走で、ジャンプの前に2位に上がりました。アトキンソンは#00アーピンの後方、約4秒差で3位フィニッシュしました。一方サンデルはターボのトラブルが発生。前を走るマシンがまき散らした砂や小石がエンジンルームに入り、エンジンブローが起きてしまい、チームは緊急にエンジン交換する事を決定しました。ヒート1Bを終えたサンデルは「今日のフィーリングはとても良くて、予選2位からみんなと戦えるのが楽しかったです。スバルチームのみんなは努力してくれています。これからもがんばります」と振り返りました。アトキンソンは「ペースは悪くないです。このコースで、スタートはとても大事なので、次のレースではいいスタートを切ってターン1に入ることができれば、いいポジションにつけると思います」とコメントしました。
サンデルのマシンはエンジン交換のためヒート2A に出走することができませんでした。ヒート2Bで、アトキンソンはひしめくグループの中でホールショットをかけて争いました。2周目にジョーカーラップに入ることにし、ホンダの#16オリバー・エリクソンと#00アーピンをかわし3位まで上がりました。後ろの二人が競り合っていることで、アトキンソンはマージンをつくることができましたが、#16エリクソンはジョーカーラップを選択し、アトキンソンの前に出ました。#00アーピンもジョーカーラップを使って4位を奪いアトキンソンは5位でヒートを終えました。

ヒート3Aではアトキンソンはフライングスタートを喫しましたが、1周目にトップグループに離されることなく走行。最終ラップでジョーカーラップを選択し#16エリクソンの前に出て3位でフィニッシュしました。
準決勝Aでは、ターン1に入るところでアトキンソンと#00アーピンが接触。この接触でアトキンソンのマシンはアーピンのサイドパネルに飛び乗りジャンプし、タイムロスになってしまいました。アトキンソンは体勢を立て直すと4位を走行、#16エリクソンを目前にとらえると、ジョーカーラップで3位に浮上しました。最終ラップで#16エリクソンがジョーカーラップを使って順位を上げる間にアトキンソンは#93セバスチャン・エリクソンをかわし、3位でフィニッシュ。アトキンソンは「トップ3フィニッシュで満足です。最初のコーナーでの衝突を考えると無事で続けてよかったです。クルマは丈夫だということを証明しました。結果的にいい戦いができてホンダ勢の前に出られました。3位は悪くないし、決勝で頑張ります」とコメントしました。

チームの努力のおかげでサンデルのマシンのエンジン交換は準決勝Bに間に合いました。サンデルのスタートはそれほど良くありませんでしたが、#2カボット・ビガムの前に出て4位に浮上しました。2周目にジョーカーラップを取り、ホンダの#24ミッチェル・デジョンとフォルクスワーゲンの#41スコット・スピードに続き3位に上がりましたが、ターボのトラブルで後退。原因はヒート1Bで受けたダメージでした。 決勝にアトキンソンは2列目から、そしてサンデルは最後列からのスタートになりました。フォルクスワーゲンの#41スピードは最初のコーナーでストールしたため決勝は赤旗中断。リスタートでアトキンソンは集団の中でアウト側に押し出され、トラックに戻る間に10秒ほどロスしてしまいました。最後列からスタートしたサンデルは6位に上がると、それから力強い走りで5位と4位を走っているライバルに迫りましたが、5位を奪取するチャンスに恵まれず6位でチェッカーを受けました。アトキンソンはスタート直後のタイムロスを取り戻し、サンデルに続いて7位でフィニッシュしました。
サンデルは「アップダウンの多い日になりました。予選2位からスタートできるのでいい気分で今日を迎えましたが、いくつかのトラブルに遭いました。決勝で走れるようにチームはすごくいい仕事してくれました。決勝では最後列からいいスタートを切り、無理せずにアウトから何台かのライバルを抜くことに成功しました。もっとプッシュしたらもしかしてもう一つポジションアップできたかもしれませんが、チームの一番大事な目的はフィニッシュラインまで行くことだったので、フィニッシュができないリスクを考えて少し抑えました。2台揃って完走できて、チームにとっていい結果だと思います。トラックのどこで速く走れるか分かったので、明日は予選からいい勝負ができるはずです」と話しました。

アトキンソンは「ペースが良かったので序盤のタイムロスを取り戻すことができ、数台のライバルをパスすることもできて良かったです。満足する結果ではありませんが、両方のスバルのマシンがレースを終えることできて良かったです。このスピードがあればもっといい結果が取れるはずなので、これからも頑張ります」とコメントしました。 バーモントスポーツカーチーム社長、ランス・スミスは「 今回の目標は5位以上でしたが、結果的にはそれを果たすことできませんでした。朝のトラブルでリズムが乱されました。 マシンは力強く走ってくれたので、明日の大会にはいい体制で挑めると思います。準決勝でアトキンソンのマシンは他車と接触しましたが、ボディーやサスペンションは無事でした。丈夫なマシンだと証明できました」と第3戦を振り返りました。

RACE RESULT

2017.06.03 - THOMPSON, CT (I)
GRC 第3戦 トンプソンスピードウェイモータースポーツパーク
POS No. TEAM DRIVER LAPS DIFF TOTALTIME BEST LAP
1 34 Volkswagen Andretti Rallycross Tanner Foust 10 7:36.875 45.017
2 41 Volkswagen Andretti Rallycross Scott Speed 10 7.889 7:44.764 45.390
3 24 Honda Red Bull OMSE Mitchell deJong 10 8.276 7:45.151 45.923
4 00 Loenbro Motorsports Steve Arpin 10 12.673 7:49.548 46.488
5 14 Rahal Letterman Lanigan Racing Austin Dyne 10 15.569 7:52.444 46.748
6 18 Subaru Rally Team USA Patrik Sandell 10 16.768 7:53.643 46.414
7 55 Subaru Rally Team USA Chris Atkinson 10 21.055 7:57.930 45.854
8 2 Bryan Herta Rallysport Cabot Bigham 10 23.58 8:00.455 46.256
9 16 Honda Red Bull OMSE Oliver Eriksson 10 3 LAPS DNF 46.431
10 93 Honda Red Bull OMSE Sebastian Eriksson 7 DNS
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