2017.10.11 - GRC 第9戦 ベイダーフィールド
終盤の混乱を回避したアトキンソンが4位フィニッシュ
レッドブルグローバルラリークロス(GRC)の第9戦が8月13日に開催。第8戦同様にベイダーフィールドで繰り広げられた戦いで、クリス・アトキンソンが波乱の末に4位となりました。レースはドライコンディションで行われ、コースレイアウトは前戦第8戦レースと同じ設定。スバルのドライバーたちは予選で、アトキンソンが4位、サンデルが9位のポジションを獲得しました。
9番スタートのサンデルはヒート1Aでいいスタートを切り、オープニングラップで3位に上がりました。最終ラップまでジョーカーを選択しないことにしたため、次第に順位を下げ5位に。ジョーカーラップに入ったところでギアボックスにトラブルが生じ、思う通りにギャップを縮めることできず4位でヒートを終えました。アトキンソンはヒート1Bの最終ラップでウォールに衝突し、マシンの左側にダメージを受けてしまいリタイヤとなりました。
9番スタートのサンデルはヒート1Aでいいスタートを切り、オープニングラップで3位に上がりました。最終ラップまでジョーカーを選択しないことにしたため、次第に順位を下げ5位に。ジョーカーラップに入ったところでギアボックスにトラブルが生じ、思う通りにギャップを縮めることできず4位でヒートを終えました。アトキンソンはヒート1Bの最終ラップでウォールに衝突し、マシンの左側にダメージを受けてしまいリタイヤとなりました。
両方のスバルマシンはヒート2Aに出場することできませんでした。サンデルのマシンはギアボックストラブルに加えオイル漏れも発生していたことから、ヒート2Aから撤退。アトキンソンのマシンもウォールの衝突によってナックルアームが折れてしまい、次のヒートまでに修理を間に合わせることができませんでした。2台はヒート3には出場。アトキンソンはクリーンスタートから2位を走行。最終ラップにジョーカーを選択してトップに立ち、ヒート勝利をつかみました。サンデルは3位でフィニッシュしました。
準決勝Aで、5番手からスタートしたサンデルは少しホイールスピンしたものの、最初のラップで3位にポジションアップしました。2周目に#24ミッチェル・デジョン(ホンダ)がコースアウトした隙に、サンデルは2位浮上に成功。3周目にジョーカーを使い、トップを走る#41スコット・スピード(フォルクスワーゲン)を懸命に追いかけ2位でフィニッシュしました。これで決勝に向けていいスタートポジションを獲得しました。
アトキンソンは準決勝Bに出場。クリーンスタートを決めると5位から追い上げ、残り2周のところでジョーカーを選択し3位に浮上しました。そのあと#2カボット・ビガム(フォード)がジョーカーを使い4位に後退。しかしセッション終了後に上位フィニッシュした#34タナー・ファウスト(フォルクスワーゲン)に対して3秒ペナルティーが課され、アトキンソンは繰り上げ3位となりました。
決勝でサンデルは、スバルチームとして3回目となる最前列からスタートし、1周目に3位となりました。決勝レースは何度も順位が入れ替わる激しい戦いになり、サンデルは残り6周でジョーカーを選択しポジションアップを目指しましたが、順位を入れ替えることはできず。次第に後続2台も接近し、4台での2位争いへと変わっていきました。最終ラップに入った時点で、サンデルは5位、アトキンソンは6位を走行していましたが、フィニッシュ直前の最終コーナーでサンデルが#34タナー・ファウスト(フォルクスワーゲン)にプッシュされて前方を走るマシンに衝突。マシンはダメージを受けてストップしてしまい、最終的に10位という結果になりました。アトキンソンはこの混乱を避けて4位でフィニッシュしました。